ザ・メモリアルトーナメント

米国男子

【コラム】ニクラスのホームで松山伝説が始まった

プレーオフを制し、うれしい初優勝を遂げた松山英樹 写真・Getty Images
プレーオフを制し、うれしい初優勝を遂げた松山英樹 写真・Getty Images
 松山英樹がザ・メモリアルトーナメント(米国・オハイオ州、ミュアフィールドビレッジGC)で米PGAツアー初優勝を挙げた。同ツアーアマチュア時代に参戦し始めて26試合目。ツアーメンバーとしてフル参戦1年目の快挙に、

「早めに勝ててよかった」

 とうれしさと安堵感をにじませた。

 メモリアル・トーナメントは米ツアーの中でもちょっと特別な試合。ホストを務める帝王、ジャック・ニクラスが38年前の1976年に始めた大会だ。ニクラスの出身地、オハイオ州ダブリンの街にトーナメントの開催を目的にニクラス自身がコースを設計した。名前はミュアフィールドビレッジGCと付けられた。“ミュアフィールド”とは全英オープンを開催するスコットランドの名門コース。ニクラスは1966年にミュアフィールドで最初の全英オープンに勝利、キャリア・グランドスラムを達成した。大会ロゴに全英の優勝カップの“クラレットジャグ”があしらわれているのもニクラスの思い入れからだ。

 ニクラスはもちろん、6勝を挙げている“マスターズ・トーナメント”への思い入れがある。このメモリアル・トーナメントをマスターズのような大会にしたいと、細部にわたってマスターズをまねている。リーダーズボードもマスターズと同じで手動。各組にスコアボードはなくて、各ホールにスコアを出すのもマスターズと同じ。そして観戦するファンを“パトロン”と呼ぶ。今年から変わってしまったけれど、昨年まではキャディは白いつなぎを着用していた。

「パッティングのストロークがスムーズで、スイングのテンポがすばらしい」

 とニクラスは松山を絶賛。松山にはコーチがいなく何かがおかしくなったときはどうするのか? と聞かれると、

「自分で直す」

 と松山。ニクラスはこれに対し、

「それこそがすばらしい選手だ」

 と称賛した。

「世界に通じるすばらしい選手の始まりを見たのかも知れない」(ニクラス)

 ニクラスの予想に期待したい。

文・武川玲子

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