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米国男子

【コラム】脳腫瘍に相次ぐケガ…J・B・ホームズの見事な復活V

奥さんと6年ぶりの勝利の喜びを分かち合うJ・B・ホームズ 写真・Getty Images
奥さんと6年ぶりの勝利の喜びを分かち合うJ・B・ホームズ 写真・Getty Images
 J・B・ホームズ(米国)が最終18番ホールで、1.5メートルのボギーパットを沈めると1打差で逃げ切り、08年のフェニックスオープン以来6年ぶりのツアー3勝目を挙げた。

 32歳のホームズにとって劇的な復活勝利だ。

 2011年に脳腫瘍が発覚し2度の手術。その後は足首の骨折と肘の手術とケガも繰り返してきた。

「ことの始まりはちょうど3年前のプレーヤーズ選手権の頃だった」とホームズは振り返る。

「激しい頭痛に見舞われ、検査の結果腫瘍が見つかった。8月末に手術を受けたが経過は思わしくなかった。なぜなら手術で使われた接着剤にアレルギーがあった。そして2度目の手術を受けることになってしまった。あの痛みは本当にひどかった」とホームズ。

 手術から復活したホームズは、昨年は左足首を骨折、さらに復活に向けて練習をしすぎた結果、左肘まで痛めてしまうことになった。

 それでもホームズは自身の復活を信じてきたと言う。

「もちろん、もう戻れないのでは、と脳裏をかすめることはあったけれど、でもぜったいに自分を絶望の底には追いやらなかった。このツアーに戻るために1歩ずつ進むことが必要だと信じていた」

 今季は公傷制度での出場で、前週にようやく今年の残りもプレーできることが確定したばかり。そしてこの優勝で、次週のプレーヤーズ選手権の出場権も獲得、さらにホームズの地元、ケンタッキー州で開催される全米プロ選手権の出場も確定した。

 余談だが、ホームズがプレーヤーズ選手権に出場することで石川遼が押し出される形で補欠1番目に回ることに。

「長い旅だった」というホームズ。

 信じていればきっといつか報われる。石川遼にも朗報が届くと信じたい。

文・武川玲子

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