マスターズトーナメント

米国男子

中嶋常幸も大興奮 豪州人初のメジャー制覇

今年のマスターズ、プレーオフは雨中の戦いとなった
今年のマスターズ、プレーオフは雨中の戦いとなった

マスターズ最終日、9アンダーで並んだアンヘル・カブレラをプレーオフ2ホール目で振り切り、アダム・スコットがメジャー初優勝を遂げた。TBSの解説を務めた中嶋常幸も、その試合展開に大興奮だった。

「最終日にあそこまで雨が降ったのは、歴代のマスターズでもなかなかない状況。夕方から雨の予報だったけど、最終組がスタートした直後ぐらいに雨が降りだした。そのことでグリーンが重くなり、追いかける側としてはパッティングが届かない、という原因になっていたと思う。

そんな中で終盤試合をリードしたのが、2打差の4位タイでスタートした豪州のジェイソン・デイ。13番から3連続バーディを奪い、9アンダーで単独トップに立った。ところが16番パー3。セオリーは右の傾斜を使って寄せるピン位置なのに、ピンをデットに狙ってグリーンをオーバーし、そこからボギー。続く17番パー4もボギーで、1打差でプレーオフに届かなかった。16番をセオリーどおりにやっていたらパーは取れていただろうし、17番のボギーもなかったと思う。

そういう状況の中で、1打差3位でスタートした同じく豪州のアダム・スコットが、18番パー4でバーディを奪い優勝したかに見えた。しかし、首位タイスタートのアンヘル・カブレラも最終ホールに意地を見せてバーディを奪いプレーオフ。そのプレーオフでの二人の潔さというのかな。お互いにエールを送り合って、最高のプレーオフだった。そして、グレッグ・ノーマンも成し得なかった豪州人の悲願を達成できたというのが、今回の最大の感動を呼んだ。カブレラの頑張りも感動を上乗せしてくれた。

それから、私は2回トップ10に入り優勝争いを経験しているけど、サンデーバックナインに入ると肉体的にも精神的にも疲れがあった。それぐらい神経を使う試合だからね。でも、今回の優勝争いをした選手は全員パワフルだった。18番になってもパワフルさが衰えない。心技体というけれども、もちろん心もある、しかし、技も体も十二分にあってこそ優勝争い、優勝というものができる。逆に、それがないと優勝をつかみ取ることはできないというわけだ。

本当に今年も面白く、大興奮のマスターズだった」

中嶋常幸が見たマスターズの続きは、5月7・14日号(4月22日発売)に掲載。アダム・スコットやタイガー・ウッズ、石川遼などについて迫っている。お楽しみに!

構成・小高拓、写真・宮本卓

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