マスターズトーナメント

米国男子

タイガー・ウッズ 2罰打を受けても逆転Vはあきらめない

「今日はパットがいくつかカップに蹴られる不運もあったけど、プレー的には悪くない。まだトップと4打差。優勝を狙える」
「今日はパットがいくつかカップに蹴られる不運もあったけど、プレー的には悪くない。まだトップと4打差。優勝を狙える」

マスターズ3日目のスタート前に、2罰打を科されて1アンダーからのスタートとなったタイガー・ウッズ。まずは、このペナルティについての流れを説明しょう。

2日目、15番パー5での3打目は、キャリーでピンに当たり左方向に跳ねて池へ落ちた。この池は、黄色線のウオーターハザード。ドロップの選択肢としては、
1.最初に打った場所のできるだけ近く
2.黄線を横切って入った地点とピンを結んだ距離に制限なく後方線上
3.特設のドロップゾーン
という3つあったが、ウッズは1を選択。しかし、元の場所のニヤレストポイントから打ち直すはずが、実際には2ヤード下がってドロップし、ボギーでホールアウト。テレビ中継を見ていた視聴者から、誤所からのプレーではないかと問い合わせがあった。オーガスタ委員会はウッズがラウンド中にビデオで検証し、問題ないと判断し、アテスト前にはペナルティは科さなかった。

しかし、記者会見に呼ばれたウッズは、このドロップは意図的に2ヤード下がったと発言。そのことにより、誤所からのプレーではないかと再び物議を醸しだし、翌朝、ウッズから事情聴取をしたマスターズ委員会は、2罰打を科すことを決定した。

「その場にいた競技委員も問題なしとしたし、ホールアウト前にビデオで検証して問題ないと判断した。その後、ウッズが違反の意識はないものの誤所からプレーしたことが分かった。ただ、一度問題ないと判断した以上、われわれはペナルティを科すことだけにした」(マスターズ委員会)

本来であれば、誤所からのプレーとなり2罰打を科され、過少申告による失格もありえたが、一度、問題ないと判断したことにより、委員会は今回の決定をした。これに対してウッズは、

「昨日は間違っていると認識はなくて、次のショットのことだけを考えていた。翌朝、事情聴取のときに、ボクは誤った箇所から打ったと気づいた。2罰打を受けてプレーができるというルールにのっとってプレーをした」

と不注意だったことを認めた。一部メディアからは“タイガー・ルール”として、特別扱いを批判する声もあったが、規則33の委員会の権限というルールにのっとった裁定だ。

この日は、パトロンの大歓声を受けてスタートしたウッズ。1番パー4で2打目を1メートルにつけてバーディ発進となったが、勢いは続かず5バーディ、3ボギーの70、7位タイでホールアウトした。

「今日はパットがいくつかカップに蹴られる不運もあったけど、プレー的には悪くない。まだトップと4打差。優勝を狙える」

今季絶好調のウッズだが、メジャーでは逆転優勝をしたことがない。大会5勝目、メジャー15勝目に手が届くのか。

文・小高拓、写真・宮本卓

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