AT&Tナショナル

米国男子

過去の全米オープン開催地で行われるAT&Tナショナル ウッズの欠場で混戦か

K・ベンチュリー激闘の地で誰が優勝するのか 写真・Getty Images
K・ベンチュリー激闘の地で誰が優勝するのか 写真・Getty Images
K・ベンチュリーの死闘が語り継がれる

 米PGAツアーは今週、AT&Tナショナル(6月27~30日、メリーランド州・コングレッショナルCC)が行われる。

 コングレッショナルCCは、ワシントンDCの近くにあるため、多くの政治家が古くからのメンバーだ。

 トーナメントとしては歴史が浅いAT&Tナショナルだが、コングレッショナルCCといえば、全米オープン開催地として多くの人の知るところだ。

 印象的なのは1964年、ケン・ベンチュリーの優勝だろう。連日の猛暑に見舞われ、コンディションは最悪だった。ベンチュリーは、熱中症でダウン寸前。周囲は棄権を勧めたが、気力で午後のプレーを続けた。

 医者がつき添うという壮絶な戦いだったが、ベンチュリーは倒れそうになりながらも最後までプレーして逃げ切り、劇的な勝利をつかんだ。

「午後のラウンドは、どんなプレーをしたのかまったく覚えていない。スコアカードを提出したことさえ覚えていない」

 と彼はいった。

 体力、気力を限界まで使い果たした、文字どおり死力を尽くした戦いだった。その後、ベンチュリーはCBSテレビの解説者として活躍し、今年5月に82歳でこの世を去った。

 昨年の大会では、タイガー・ウッズが優勝。連覇を狙うために出場すると思われていたが、全米オープンの前に左ヒジを痛め、大会中に症状を悪化させて、全英オープンまで休養すると発表した。

 欠場は残念だが、ウッズがいないことで、試合は混戦になると予想される。誰が優勝するのか、楽しみだ。

文・岩田禎夫 Weekly Pargolf(2013年7月9日号)掲載

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