富士通レディース

国内女子

「もっと良くなるためには…」申ジエが手術を乗り越え史上最速10億円突破

淺井咲希と健闘をたたえ合うハグ 富士通レディース(2020)(最終日) 写真・米山聡明
淺井咲希と健闘をたたえ合うハグ 富士通レディース(2020)(最終日) 写真・米山聡明

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 申 ジエ -3 -7
2T 古江 彩佳 -6 -5
2T ペ・ソンウ -2 -5
4T 比嘉 真美子 -4 -4
4T 西村 優菜 -4 -4
4T 全 美貞 -2 -4
4T 淺井 咲希 +1 -4
8T 柏原 明日架 -3 -3
8T 稲見 萌寧 -1 -3
10T 笹生 優花 -2 -2
<富士通レディース 最終日◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6659ヤード・パー72>

10月とは思えない寒さ、そして2日目には強い雨風が吹く大荒れの天気。一転、最終日は晴れ間が見えた「富士通レディース」を制したのは、これがツアー復帰3戦目となる申ジエ(韓国)だった。

1打差の2位から出たジエだったが、前半はパーが続く我慢の展開。それでもボギーを叩かず辛抱すると8番でようやく最初のバーディを奪取。その後も着実にスコアを伸ばしボギーは1つだけ。同組の淺井咲希が「強かった」と語る盤石のゴルフで、今シーズン初勝利を挙げた。

これで、日本で25回目の優勝だが、ここまでの道のりは険しかった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で主戦場は開幕戦から中止が相次いだ。そうこうしているうちに水際対策で日本への入国が叶わなくなってしまう。そのうち、「試合がないと動かさないですし、ケアもしなくなるので」と元々痛めていた部位が悪化した。結果、左ヒジと右手首の腱のクリーニング手術を決断。それぞれ5月中旬と6月にメスを入れた。

その影響もあってクラブを握れない日々が続くことになったが、気持ちは切れなかった。「もっと良くなるために手術を決断しました。負傷はプロゴルファーにつきものですし、挫折から乗り越える姿を後輩に見せたい思いもありました」。韓国で2試合に出たが、本格的な練習ができるようになったのはつい最近。それだけにようやく出場が叶ったツアー復帰初戦となった2戦前の「日本女子オープン」では体力の低下も感じたが、トレーニングを増やすことで克服。難コンディションでの戦いでもスタミナ切れを起こすことはなかった。

この優勝で1800万円を獲得し、生涯獲得賞金が10億円を突破した。207試合目での記録は、アン・ソンジュ(韓国)の226試合を抜き史上最速だ。「記録はまったく知りませんでした。お金たちはどこに行ったのでしょうか?(笑)」と冗談を交えつつも、出てくる言葉は日本への感謝の気持ちだ。

「日本ツアーは多くの方々から応援していただき、プロゴルファー申ジエを認めていただく場所です。この記録をつくれたのもスポンサーの皆さまが試合を開催してくださるおかげです」

手術を経てさらに強くなった32歳は、これからも初心を忘れずに勝ち星と記録を積み上げていく。(文・秋田義和)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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