NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

国内女子

夢は「アメリカで戦って世界一に」 笹生優花が日本でプロになった理由

優勝の喜びを表す笹生優花 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(2020)(最終日) 写真・米山聡明
優勝の喜びを表す笹生優花 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(2020)(最終日) 写真・米山聡明

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 笹生 優花 -9 -16
2T 若林 舞衣子 -8 -12
2T 藤田 さいき -6 -12
4 有村 智恵 -6 -11
5 西郷 真央 -2 -10
6T 蛭田 みな美 -4 -9
6T 安田 彩乃 -2 -9
8T 藤本 麻子 -3 -8
8T 葭葉 ルミ -1 -8
10T 髙木 優奈 -3 -7
<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇16日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6710ヤード・パー72>

プロ転向後、これがツアー2試合目。ルーキー・笹生優花が最終日に圧巻のゴルフを続けた。前半からバーディを積み重ね、1イーグル・7バーディの大会コース記録タイ「63」をマーク。トータル16アンダーまでスコアを伸ばし、2位に4打差をつける圧勝でプロ初優勝をつかみとった。

「もともと緊張するタイプで、試合中もずっと緊張していました。キャディさんと話して、自分のプレーに集中するようにしていました」。本人はこう話すが、そんなことを微塵も感じさせない異次元のゴルフで、スコアを伸ばし続けた。前半に5つスコアを伸ばしてあっさりとトップに立つと、そこからは後を追いかけてくる若林舞衣子との優勝争いを続けた。

勝利を決定的にしたのは16番パー5。持ち味の飛距離を生かして2オンに成功しただけでなく、それをピン2mにピタリと止める。そしてこのイーグルパットを流し込み、右手で2度ガッツポーズを繰り出した。ここで4打差にすると、あとは一人旅。さすがに最終18番のパーパットは「緊張でビビッてしまいました」と優勝を前にプレッシャーにも襲われたが、この数秒後、喜びを噛みしめた。

日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた笹生は、小学3年生の時に本格的にプロを志した。この時、生まれ育ったフィリピンから一時日本に移り住んでいた時期だったが、ゴルフ環境が良く、経済的にも負担の少ない故郷にこのタイミングで戻り、本格的に腕を磨いた。するとすぐに才能が開花。世界各地で大会に出場する、トップアマチュアとして名が知られる存在になった。

そんなバックボーンもあってか、夢は「米国ツアーに出場して世界一になること」。昨年には米ツアー出場をかけたQスクール(予選会)も受験した。ここで出場権を得ることはできなかったが、昨年11月に受けた日本のプロテストに合格。本来であれば今年からジョージア大学への進学も決まっていたのだが、『プロになりたい』という気持ちが勝り、大学に断りを入れて日本ツアー出場の道を選択した。将来的に米国で戦う意思に変わりはないが、「日本でプロになれるチャンスをもらえて、ありがたいです」とQTランク28位の資格を持って、このルーキーイヤーに臨んだ。

最終日は4つあるパー5で、1イーグル・2バーディを荒稼ぎ。ドライバーのアベレージは「250~260ヤード」というが、これはあくまでも平均値で、これ以上のビッグドライブを放つことも珍しくはない。「(パー5での2オンは)いい風が吹いていれば難しくない」と涼しい顔で言い放つそのパワーはやはり規格外だ。

「まだ優勝したという実感はないですね。もう少し時間が経ったらもっとうれしい気持ちが出てくると思います。今は『1勝したんだな』という感じです」。日本語、英語、フィリピン語に加え、「少しだけ」韓国語やタイ語も使いこなす19歳が、世界を股にかけて戦う長いキャリアの第一歩を輝かしく踏み出した。

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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