伊藤園レディスゴルフトーナメント
ラストゲームで有終の美!? 今大会でツアー撤退の大江香織が2打差好発進
盟友からのサプライズに涙 最終日にはうれし涙に変わるのか? 伊藤園レディス(2019)(初日) 写真・鈴木祥
<伊藤園レディス 初日◇15日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
今大会開幕前のグレートアイランド倶楽部で、改めて自身の口でツアー撤退の意思を表明した大江香織が、4アンダー・6位タイと好スタートを切った。
最後となる試合にも緊張感はなかった。「こみ上げてくるものも全くなくて。次の試合もないから普通に回ってこよう、くらいの気持ちでした。それが、プレーが良くなった理由かも知れません」。最終ホールで6mを沈めるなど5バーディを奪取。首位争いに躍り出た。
こうなると当然出てくるのが『優勝したら来年も続けるのか』という質問。だが、大江はすぐさま否定した。
「勝っても変わらないですし、そもそも勝つことはそんなに簡単ではありませんから」。
ツアー通算3勝。勝つことの難しさは分かっている。そう言いたげな表情を見せた。
この日、ホールアウト後には同組でプレーした仲の良い金田久美子からサプライズで花束をもらう場面も。「日曜日に応援に行くねと言ってくださる方もいらっしゃるので、しっかり予選を通れるように頑張りたいと思います」。無欲でもなく、貪欲でもなく。自分らしく残りの36ホールを噛みしめる。
(文・秋田義和)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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