資生堂 アネッサ レディスオープン
驚きのバーディ締めで目標を上方修正 渋野日向子は2勝目のチャンス到来で「来ちゃいましたね」
渋野日向子が2打差2位に浮上で2勝目が見えた 資生堂 アネッサ レディスオープン(2019)(3日目) 写真・米山聡明
<資生堂 アネッサ レディスオープン 3日目◇6日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6513ヤード・パー72>
最終ホールは7mのバーディパットを思いがけず?沈めて照れ笑い。上がり5ホールで4バーディを奪うなど、合計6バーディでトータル11アンダーまで伸ばした渋野日向子。首位のイ・ミニョン(韓国)とは2打差から、逆転のツアー2勝目を視界に捉えた。
前半からチャンスメイクに成功。パーオンは18ホール中16ホールを数え、それだけバーディパットを打ったことになるが、「12番では1.5mもないパットを1.5mオーバーして『カッチーン』となって」と、怒りを終盤のバーディラッシュにつなげた。
13番ではギャラリーの頭上を越えるミスショットを放つもなんとかパーセーブ。それ以外では「ことごとく外しているけどチャンスには寄せ切れていると思う」と、攻めの姿勢を崩すことなく一日を終えた。
2カ月前に公式戦でツアー初勝利を果たし、一気にトッププレーヤーの仲間入り。前半戦を終えて獲得賞金は5000万円を超え、ランキングも3位と大躍進。そしてここにきてのチャンスだ。「来ちゃいましたね。頑張るしかないですね!」と底抜けに明るい渋野らしく、タイトルをつかみにいく構えだ。
「頭の片隅には優勝という文字はあると思うので、その中でも自分のプレーをしっかりする」のがあすの目標。シーズンの目標も「1億円突破ですかね。プラス5000万円くらい稼げればと思います」と、まずは最終日に逆転を果たし、優勝賞金2160万円を加算したいところだ。
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)