フジサンケイレディスクラシック

国内女子

若手のカベになる 優勝姿で申ジエが伝えたい“メッセージ”

ラウンド途中にも若手の松田鈴英を気遣う申ジエ フジサンケイレディスクラシック(2019)(最終日) 写真・村上航
ラウンド途中にも若手の松田鈴英を気遣う申ジエ フジサンケイレディスクラシック(2019)(最終日) 写真・村上航

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 申 ジエ -8 -8
2T 渋野 日向子 -4 -6
2T 鈴木 愛 -4 -6
2T 吉本 ひかる +1 -6
5T 西木 裕紀子 -4 -5
5T 成田 美寿々 -3 -5
5T 新垣 比菜 -3 -5
5T 勝 みなみ -2 -5
5T 藤田 光里 -2 -5
5T 大江 香織 E -5
<フジサンケイレディスクラシック 最終日◇28日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース(静岡県)◇6376ヤード・パー71>

脅威の後半「29」。国内女子ツアー史上3位タイとなる7打差をひっくり返す大逆転勝利で、出場2試合連続となる今季2勝目を挙げた申ジエ(韓国)。優勝後の会見では、今後のツアーを支える若手選手に“メッセージ”を伝えた。

ひとつスコアを伸ばして迎えた10番パー4。ここで右手前3mのバーディパットを決めると、誰も止められない“無双状態”に突入した。11番で手前3m、12番で左5mの3連続バーディ。13番で8mのパーパットを決めると、再びその後もバーディ街道をひた走った。15番では左エッジから14mを決める、神がかり的なシーンも。14番から17番では4連続でスコアを伸ばし、クラブハウスリーダーとして上位陣を待ち受けた。

「スコアも気にならないくらい集中していました。アテスト(スコア提出)の時にビックリしました」。最終日の強さから、米国ツアー時代に“ファイナルラウンドクイーン”という異名で恐れられた姿を川奈で見せつけた。

最終日はトータルイーブンパー・19位タイからのスタート。「まさか優勝できるとは思っていなかった。7打差を逆転したのは韓国でもアメリカでもありませんでした」と、周囲と同様に自分も驚く結果となった。「こんなにパターが決まることはない。ラインが見えたから、多少グリーンの目がきつくても、しっかり打てば入りました」。首位でホールアウト後も、「試合は終わってなかったので、集中するため静かなところへ行きたかった」と気持ちを切らさず、プレーオフも視野に後続の結果を待った。そして全員がホールアウトを迎えた時、ようやく緊張をといた。

最終日には、20歳の吉本ひかる、渋野日向子といった“黄金世代”や、松田鈴英といった今後の女子ツアーを支えていくであろう若手選手と優勝を争った。『若手のカベになるという意識があるか?』という質問に、「その気持ちは強い」と即答した。それは「後輩達に多様な技術を見せるのも私の役目」という自負があるからだ。

ともに表彰式に出席した2位の吉本に対しては、「スタジオアリスで回った時も素晴らしいプレーだった。この結果は彼女にとっての“薬”になる。こういった戦いが彼女のためになり、たくさん勉強になる」とエールを送る。それは「優勝よりも2位、3位の方が多い」という自らの経験から導き出した答えだ。

最終日の4月28日は、ジエにとって31回目の誕生日。“ベテラン”と呼ばれる年齢に差し掛かる。かつて世界1位にも立ったジエは、今の女子ツアーを「若い選手のパワー、攻撃的なプレーが素晴らしい。レベルが高くなっている」と実感を抱いている。「私も守りではなく、一緒に努力して、さらに上を目指したい。もっと優勝がしたいです」。これからも若手の“教科書”となるべく、常に前に立ちはだかっていく。(文・間宮輝憲)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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