スタジオアリス女子オープン

国内女子

温泉効果で疲労回復と時差ボケ解消! 申ジエが国内ツアー22勝目を飾る

優勝を決めた申ジエ 力強いガッツポーズを見せた スタジオアリス女子オープン(2019)(最終日) 写真・佐々木啓
優勝を決めた申ジエ 力強いガッツポーズを見せた スタジオアリス女子オープン(2019)(最終日) 写真・佐々木啓

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 申 ジエ -3 -9
2T 菊地 絵理香 -6 -8
2T 武尾 咲希 -4 -8
4T 鈴木 愛 -2 -6
4T 熊谷 かほ -2 -6
6T 酒井 美紀 -2 -3
6T 森田 遥 -2 -3
6T 永井 花奈 +1 -3
6T 吉本 ひかる +3 -3
10T 比嘉 真美子 E -2
<スタジオアリス女子オープン 最終日◇14日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫県)◇6316ヤード・パー72>

「私はプロの世界にいる一人であり、韓国の選手、日本の選手という考えは持っていません。あくまでもLPGAの一員としてプレーしているだけです」

トータル9アンダーで今季初優勝。開幕から続いていた日本選手の連勝を止めた申ジエ(韓国)はそう言い切った。外国選手ではなく、日本ツアーのメンバーとして戦っているので、国籍は気にしないというスタンスだ。今季は3試合に出場して、5位タイ、6位タイ、2位タイと相変わらずの強さを見せている。それにもかかわらず、勝ち切れないことで不安もあった。

「最近の選手はいろいろな影響を受けて発展していると思います」というように、明らかに昨年までよりも勝つことの難しさを感じていた。今回も優勝争いに絡みながら、「また敗れてしまうと、いろんな意味で自分のゴルフを立て直すのに時間がかかる」と考えたという。その覚悟がこの日のプレーからも感じられた。

スタートの1番パー4でボギーを叩きながらも、「ゴルフ自体のリズムは悪くない」と、前向きな姿勢を崩さない。「すぐにチャンスがくる」と信じたとおり、続く2、3番で連続バーディを奪う。ボギーの後にバーディを奪うことをバウンスバックというが、勝負どころの終盤でも14番パー4でボギーを叩いた後に15、16番でバーディだ。海外ツアーでもバウンスバック率が高い選手は勝負強いと評価されるが、あらためてジエの底力を見せつけた。

前週は海外メジャーの「ANAインスピレーション」に出場し、21位タイに終わった。それでも、「ショートゲームの大切さを改めて痛感しました。ホールアウト後にアプローチとパットの練習を2、3時間しました」と、自分のレベルアップに労を惜しまない。

ハードスケジュールになったが、今大会直前に有馬温泉に一晩だけ宿泊。温泉に6回入り、しっかりと疲れをとっただけでなく、ぐっすりと睡眠をとれたので、時差ボケもなくなったという。メンタルの強さ、テクニックの向上、そして体力回復のための温泉と、何でも貪欲に取り入れるジエ。今回の優勝で早くも賞金ランキングのトップに立った。悲願である日本ツアーの賞金女王を獲得し、史上初となる日米韓ツアーでの女王戴冠という大きな目標へ一気に近づいた。(文・山西英希)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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