ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
ムービングデーで明暗くっきり 比嘉真美子は独走態勢、小祝さくらは付いていけず
比嘉真美子(左)と小祝さくら 両者の明暗はくっきりと分かれた ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(2019)(3日目) 写真・上山敬太
<ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 3日目◇9日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6514ヤード・パー72>
ムービングデーに明暗がくっきりと分かれた。「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」3日目、首位から出た比嘉真美子は「71」と1つ伸ばして、2位以下に7打差を付けるトータル9アンダーの単独首位。2打差の2位から出た小祝さくらは「76」と4つ落としてトータル2アンダーの2位タイ。首位争いをしていた2人の結果は大きく分かれるかたちとなった。
比嘉は「この天候の中でアンダーパーで上がってこられたのは100点に近い」と納得のラウンド。風速10.6m/sの強風が猛威を振るったが、「過酷な状況でしたが、良くない流れの中でもパーセーブして次につなげることができました」。半数以上がボギーを叩いた10番でもバンカーから2mに寄せてパー。要所をしっかりと締めた。
地元・沖縄での優勝に大きく前進したが本人は至って冷静。「これだけ差が付いたのは想定外ですけど、初日と変わらない気持ちで明日のスタートを迎えることができたら最高じゃないかなと思います」と淡々。「地元というのはプレッシャーもあるし、色んな感情がある中でたくさんの方が応援してくれる場所でもある。そのパワーを力に変えてこそ一流のプレーヤーだと思う」と大声援を背に勝利へ突き進む。
一方の小祝は「最後のバーディ以外は本当に酷かった。長い一日でした」と落胆。「全部良くなかったですが、特にショットとパターですね。ショットは風によってリズムとかが狂ってしまったところもありました」。得意のドライバーも「ちょっとブレました」と出だしからラフ。予選2日間で1度しかフェアウェイを外さなかった精度に狂いが生じていた。
首位とは7打差。大きく水をあけられたが諦めるわけにはいかない。「まだ一日残っているので、今日のことは忘れて。切り替えてプレーしようと思います」と最終組の1つ前から猛チャージで標的を捉えにかかる。(文・秋田義和)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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