スタンレーレディスゴルフトーナメント

国内女子

ささきしょうこが“心の病”と向き合い涙の2勝目「この自分とこれからもやっていく」

ツアー2勝目を果たしたささきしょうこ 晴れ晴れとした表情でインタビューに答えた スタンレーレディスゴルフトーナメント(2018)(最終日) 写真・佐々木啓
ツアー2勝目を果たしたささきしょうこ 晴れ晴れとした表情でインタビューに答えた スタンレーレディスゴルフトーナメント(2018)(最終日) 写真・佐々木啓

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 ささき しょうこ -4 -10
2T 新垣 比菜 -2 -9
2T 全 美貞 -2 -9
4T 永峰 咲希 -6 -8
4T 岡山 絵里 -4 -8
4T 黄 アルム -3 -8
7 青木 瀬令奈 -3 -5
8 東 浩子 -1 -4
9T 森田 遥 -5 -3
9T 菊地 絵理香 -3 -3
<スタンレーレディスゴルフトーナメント 最終日◇7日◇東名カントリークラブ(6571ヤード・パー72)>

初勝利よりも感極まっていた。「スタンレーレディスゴルフトーナメント」最終日、トータル10アンダーまで伸ばしたささきしょうこが新垣比菜を振り切りツアー2勝目。ウイニングパットを決めて歓声に応えた後、涙を拭った。

2016年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝を挙げたささきだったが、そこからはなかなか2勝目に恵まれなかった。するとめまいや吐き気など徐々に体に異変が起こり始める。不安に思い、様々な病院に行って調べてもらうと、『自律神経失調症』と『パニック症候群』と精神面からくる病を患っていた。2017年は、時にはプレー続行が不可能なほどの過呼吸になるなど、後半戦だけで棄権が3回。何とかシードは確保したものの、オフの期間を経ても回復には至らなかった。

まずは、病気である自分を認めることから始めた。目標を2勝目からシード獲得にハードルを下げた。そして、もう1つ。『絶対に棄権しないこと』を誓いに立てた。「病気がメンタルから来ているものだと分かっていたので、本当に体の調子が悪いときでも最後まで回ろうと決めました。まずは色々な状況を感じることが大事だと思った」。昨年までそんな自分を受け入れることができなかったが、少しずつ「これも1つの私」と考えられるようになった。

それでも成績が上向かない時期が続いたが、今年の8月ごろから徐々にスコアが出始めた。だが、2位タイで最終日を迎えた「CAT Ladies」は「77」を叩き20位タイ。2日目を終えて首位タイに立った「マンシングウェアレディース」でも最終日に伸ばせず10位。マンシング-のときは朝から発作が止まらず、朝の練習ができるかも分からない状況だったという。

そうして迎えた今大会。2日目に「65」を出して首位と1打差で最終日を迎えた。その晩はチームのメンバーと緊張したときの対処法を話したり、友達とたわいもない会話をしたりと、まずは自分の話を聞いてもらった。すると「私以外にも、私に優勝して欲しいと思っている人がいる」と不安が緩和された。それが良かったのだろう。この日の朝はマンシング-よりもかなり良い状態でスタートすることができた。そういった一つひとつが今日の優勝につながった。

「棄権が続いていたときは苦しかったけど、今日勝つためだと思えば。精神的にきつかった時期を乗り越えてまた優勝できたことはメンタルが強くなったと言えると思います」。それでも、と続ける。「優勝してシードも気にしなくてよくなりましたし、少し楽にはなりましたが、私はすぐに不安になってしまう性格。それは何回勝っても変わらないと思います」。

そんな言葉が出るようになったのも、自分を認められるようになったからこそ。「この自分とこれからもやっていきたい」。そう言って笑った。(文・秋田義和)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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