日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

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「全英」制覇時以来の異変を乗り越えた申ジエが“生涯グランドスラム”に王手 賞金の寄付も!

2週連続優勝&メジャー2連勝! 申ジエが歓喜のダブルピース 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(2018)(最終日) 写真・米山聡明
2週連続優勝&メジャー2連勝! 申ジエが歓喜のダブルピース 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(2018)(最終日) 写真・米山聡明

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 申 ジエ -4 -16
2T アン・ソンジュ -2 -7
2T ジョン ジェウン +2 -7
4 大出 瑞月 -1 -5
4 濱田 茉優 -1 -5
6 小祝 さくら +2 -4
7T 松田 鈴英 E -3
7T 比嘉 真美子 E -3
7T 菊地 絵理香 +2 -3
7T テレサ・ルー +3 -3
<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日◇9日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>

気がつけばダブルスコア以上の差が付いていた。「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」はトータル16アンダーまで伸ばした申ジエ(韓国)が優勝。2週連続優勝、そして5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に続くメジャー2連勝を成し遂げた。

2位に3打差、3位以下には6打差と大量リードで3日目を終えたが、そこから異変が。「緊張して眠れなくなっていました。朝ご飯も半分くらいしか食べられなくて…」。これまではどんなに緊張していようが、朝はしっかり食べられていた。それは5月のサロンパス-でも同様だ。「それだけ、この試合がどうしても勝ちたかった、ということでしょう」。思い返せば朝食が喉を通らないのは12年に優勝した「全英リコー女子オープン」の最終日以来。喉から手が出るほど欲していたタイトルだった。

実はキム・ジョンミンコーチいわく「ジエプロはとてもマインドコントロールが上手いタイプですが、お腹がすくとちょっと乱れるタイプ(笑)」。朝食をしっかり摂れなかったことで心配もあった。だが、そんな懸念を朝一の連続バーディで吹き飛ばした。「いいバーディが獲れたので、落ち着けて。3番でバナナをちゃんと食べて、最後までお腹を空かせないようにこまめに何かを口に入れていました」。その後のメンタルが正常だったかどうかは、この日のベストスコアとなる「68」という数字が何よりも物語っている。

この勝利で優勝賞金3600万円を加算。今季獲得賞金を約1億2400万円として、ランキング1位に浮上した。「アメリカで全ての目標を達成して、燃え尽きていたときに立てた目標です」という、日本を主戦場にすると決めたときからの悲願である賞金女王へ、ついにトップに立った。とはいえ、最も大事なのはこれをキープすることにある。「ここ最近いいプレーが続いていてここまで来ていますが、大事なのは最後に1位でいること。そうなれるようにこれからも頑張りたい」と気を引き締めた。

優勝スピーチでは、今回の獲得賞金を寄付することを発表した。「この大会がここまで大きなものになったのもスポンサー様やLPGAのおかげ。今、女子プロゴルフは人気があります。これは私たちプロだけのことではなく、みんなで分かち合わなければいけないこと。地震や洪水など被害を受けた方々を少しでも支援して、みんなで喜びを分かち合いたいと思います」。金額、寄付先は今後LPGAと話し合って決めていくが「ニュースを見ていると心が痛いです。色々な被害を受けた方々へと考えています」と話した。

これでジエは日本のメジャータイトル3つ目を獲得。残すは「日本女子オープン」だけとなった。「みんなが準備して臨んでくる戦いですが、私は去年2位で、一昨年も3位。相性は悪くない。今年はメジャーの試合独特のマネジメントも上手くできているので、いいプレーのイメージを持って今年こそ優勝したい」。生涯グランドスラムに向けて気運は高まるばかりだ。

その他にも来週の「マンシングウェアレディース東海クラシック」で優勝すればツアー史上2人目となる3週連続優勝、女子オープンを勝てばこちらも史上2人目となるメジャー3連勝。さらに女子オープンを勝って最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を勝てば、1シーズンでメジャー4大会を制覇する前人未踏の年間グランドスラム達成となる。

「アメリカでやっていたときよりも技術は上がっていると思います。マネジメントも攻撃一辺倒ではなく、しっかりと考えられていると思います」とまだまだ伸び盛りの30歳。実りの秋へ。まだまだ勢いは止まらない。(文・秋田義和)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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