NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
61人ごぼう抜きで予選落ちを回避!元気娘の原英莉花が7位タイに浮上
予選落ち危機から「65」で7位タイに浮上した原英莉花 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(2018)(2日目) 写真・米山聡明
<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目◇11日◇軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード・パー72)>
初日1オーバーと出遅れた原英莉花が8バーディ、1ボギー「65」で回り、トータル6アンダーでフィニッシュ。68位タイから7位タイにまで一気に順位を上げた。
2試合続けて成績順でスタートする2日目をインスタートとなった原だが、3ホール目の12番パー3でボギーを叩く。「このままいけば予選落ちするかもしれない…」。不安が頭の中をよぎったが、同時に悔しさも思い出した。今季12試合に出場し、失格が1試合あるものの、予選落ちは「アース・モンダミンカップ」の1度のみ。ただ、その際にものすごい悔しい思いをしたという。
「もう絶対に予選落ちだけはしないと誓ったんです」と原。この瞬間“やる気スイッチ”がオンになったのだろう。続く13、14番で連続バーディを奪うと、そこから怒涛のバーディラッシュが始まり、予選通過どころか、上位を狙える位置につけた。
「正直、ショットの調子がよくなったわけではありません。ドライバーショットがまだ右に吹けたり、左に引っかけたりしますからね。ただ、パットのラインを初日よりも浅く読むようにした分、入ってくれたのかなと思います」。
実は、昨晩に夢を見た。2日目に7アンダー、最終日に6アンダーを出した夢だ。
「本当に7アンダーが出たのでビックリです。ということは、明日も6アンダーが出るかも…。あっ!人に話したらいけないんだった!聞かなかったことにしてください」。
本来ならその願いを聞き入れたいところだが、仮に最終日にスコアを6つ伸ばしても、トータル12アンダーにしかならない。首位の黄アルム(韓国)がトータル14アンダーだけに、仮にアルムがパープレーなら2打およばないことになる。もっと伸ばしてもらうためにも、今回はご勘弁を。
「プロテストに合格後、この試合で2試合目ですが、プロとしての自覚を持ってラウンドすることを心がけています。まずは、不安があるドライバーショットをしっかり調整して、最終日に備えるつもりです」。その言葉どおり、ラウンド後は遅くまでコースに残り、納得がいくまでショットの練習を行っていた。(文・山西英希)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
ALBA.Net関連記事
・まさにユーティリティ!フェアウェイ、ラフ、グリーン周りで使える木戸愛の5U
・沖せいらは4週ぶりの予選通過、パットの悩みを解消してくれた絶好調プロとは?
・元祖飛ばし屋・福嶋晃子が救世主、渡邉彩香の逆襲が始まる!