ニチレイレディス
新垣比菜、2勝目への秘策は夕日の見えない砂浜を走ること!?
首位発進を決めた新垣比菜 ニチレイレディス(2018)(初日) 写真・村上航
<ニチレイレディス 初日◇15日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,548ヤード・パー72)>
6バーディ・2ボギーの「68」をマークした沖縄出身の新垣比菜が、2位以下に1打差をつける単独首位に立った。
「このコースのパー3ホールは難しいと思いますが、そこで1つのバーディと3つのパーを取れたのが大きいですね」と笑顔を見せた新垣。今季の「サイバーエージェントレディス」でツアー初優勝を飾っているものの、右手首を痛めたため、「リゾートトラストレディス」、「ヨネックスレディス」の2試合を欠場していた。ようやく先週の「宮里藍サントリーレディス」から復帰したが、40位タイと満足のいく成績を残せなかった。それだけに、今回好スタートを切ったことで、まずはホッとひと安心というところだろう。
「試合を休んでいた間は、自宅近くにある具志川ビーチで走っていました。10分走を3セット、30メートルのダッシュを14本(7本×2)というメニューです」。新垣は暑い日中を避けて夕方に砂浜を走っていたという。東海岸のため夕日は見えなかったものの、陽の光できらめく海面を横目に見ながら、ひたすら砂を蹴り上げる毎日を送った。あえてシーズン中に走り込みを行ったのは、ボールを打てないことのほかに、体力アップという狙いもある。
今季の平均ストロークは72・0313(20位)だが、初日に限っていえば、71・2014(5位)に跳ね上がる。逆にいえば、最終日にスコアを落とす傾向にあった。もちろん、好調を維持できない要因はいろいろあるが、体力アップもその一つと考え、まずは体力アップに励んだ。
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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