中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン
原、服部、野澤が地元の応援を力にさらに上位を目指す!
愛知県出身の原江里菜、服部真夕、野澤真央が9位タイに! 中京テレビ・ブリヂストンレディス(2018)(2日目) 写真・米山聡明
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン2日目。最大瞬間風速12.1m/sの強風が吹き荒れるなか、地元・愛知県出身の原江里菜、服部真夕、野澤真央の3人が揃ってトータル3アンダー・9位タイでフィニッシュ。明日の最終日への意気込みをそれぞれに聞いた。
この大会を7年連続で予選通過した原江里菜だが、
「決してこのコースと相性がいいわけではないんですよ。今日もスタートホールで池に入れてしまったし。ちょっと疲れも溜まってきています。ただ今日の後半はけっこういいパットも決まってくれました。あとは、芝が薄いのもあってダウンブローに打とうとすると球がちょっと強く出てしまうので、それをこれから練習で修正したいです」
原の明日への意気込みは、
「来週のリゾートトラストレディスもウェイティングの状態でまだ出られるかわからないんです。今週は自宅通勤なんでちょっと気持ちがダレちゃってますけど、せっかくのチャンスなので少しでも上位で上がりたいです」と話した。
また、このところ本来の実力が発揮できていない服部真夕は、この大会で今季2度目の予選通過。
「ホントに久しぶりの予選通過ですね。よかったです。ホッとしました。地元開催で唯一自宅から通える大会ですし、気合も入ります。今日は風が強かったので難しかったですけど、昨日から徹底してスイングリズムを一定にすることだけを意識してプレーしました。昨日はバーディが先行してくれたので気持ち的に楽にゴルフができたし、今日は風が強かったけど取れる場面でバーディがとれて、最後まで集中力が切れなかったです。欲をいえば最終ホールはバーディで締めたかったですけど」と悔しさをのぞかせた。
服部の明日への意気込みは、
「明日はスコアを一打でも伸ばすのみだと思っているので、今日みたいに集中して1ホール、1ホールやっていきたいです」と話し、練習場へ調整に向かった。
そして、3度目の出場で初の予選突破を果たした野澤真央。一時は5アンダーまでスコアを伸ばしたが、17、18番を2連続でボギーとし、疲労困憊の様子でクラブハウスに戻ってきた。
「正直、今日はもうパターを見たくないですね…。今日はパットが入らない、ラインが見えない、真っすぐ打てないの3重苦でした。ショットはそんなに悪くないので、ホントにパターが入ればもっとスコアを伸ばせたと思うと…」と肩を落とした。
ただ、今日は元賞金女王・上田桃子と初めての同組だったことは収穫だったようだ。
「上田さんは、もうすべて上手いです。どっからでもパーを取るし、アプローチを絶対外さないですし。私は今日パットが入らなかったので、この違いは何だろって考えていましたね。今日はたっぷり勉強させていただいたので、今日できなかったことを明日のプレーにぶつけたいです」と最後は自分を奮い立たせていた。
さて、明日の最終日。初日からの単独首位を守ったルーキー・小祝さくらのツアー初優勝を、地元ファンの応援を力にする愛知県出身の3人が阻止できるのか注目したい。