ほけんの窓口レディース

国内女子

自身初のシーズン3勝 鈴木愛が最後の1打で見せた女王たる所以

ウィニングパットを沈めて拳を握る鈴木愛 ほけんの窓口レディース(2018)(最終日) 写真・上山敬太
ウィニングパットを沈めて拳を握る鈴木愛 ほけんの窓口レディース(2018)(最終日) 写真・上山敬太

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 鈴木 愛 E -8
2T アン・ソンジュ -4 -7
2T 菊地 絵理香 E -7
4 有村 智恵 -4 -6
5T 金澤 志奈 -3 -5
5T 柏原 明日架 -3 -5
5T 原 江里菜 -1 -5
5T 比嘉 真美子 E -5
9T 新垣 比菜 -2 -4
9T テレサ・ルー +1 -4
<ほけんの窓口レディース 最終日◇13日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,292ヤード・パー72)>

やはり最後はこの人だった。荒天の中で行われた「ほけんの窓口レディース」最終日は鈴木愛と菊地絵理香の順位が何度も入れ替わるまさに“死闘”。そんな一進一退の戦いの末に、カップをその手に掴んだのは、18番でバーディを奪った賞金女王であり、昨年覇者の鈴木だった。

後続に1打差の首位でスタートした鈴木は、3番で幸先良くバーディを奪ったものの、8番でボギーを叩くと伸ばしてきた菊地に並ばれてしまう。さらに折り返しての10番でバーディを奪った菊地に首位の座を明け渡すと、その後も伸ばしあぐね、ボギーを叩いた15番ではチップインバーディを決められて2打差に後退。「もうダメだと思った―」。

それでも女王は諦めなかった。16番、17番としびれる距離のパーパットを沈めて粘ると、対する菊地は連続ボギー。すでにホールアウトしているアン・ソンジュ(韓国)と共に、3人が並んで最終18番ホール(パー5)を迎えた。最低でもバーディを獲らなければプレーオフとなる展開。ここからが真骨頂だった。2打目を残り83ヤードに置くと、3打目は54度で1mにピタリ。先に打った菊地はバーディパットを決められずパー。入れれば優勝となるパットを、鈴木らしくど真ん中からねじ込み右手でガッツポーズ。エクストララウンドに持ち込むことなく今季3勝目を挙げた。

最後の1打に鈴木の強さが詰まっていた。「もう(プレーオフでも)、ここまでピンに付けられない。これを外すと勝つチャンスはなくなるだろう」。そんなプレッシャーの中で浮かんできたのは自信。それは練習から来るものだった。

「この距離はたくさん練習している。昨日も夕方まで何度もやった。練習どおりに行こうと思った」。何故この距離を練習していたのか。それは前日、同ホールで同じ距離を外していたからだった。「昨日しっかり打てなかった分、同じ1mくらいの距離をしっかり打てるよう、壁にぶつける練習を何度もしました。その成果が最後に出た」。優勝を決める場面を想定できたこと。そして、練習どおりにできるメンタルが優勝へと導いた。

他にも今季初優勝となった「Tポイントレディス」では、開催週の火曜日に様々な位置からアプローチ練習を行い、勝利を手繰り寄せる最終日のチップインバーディへとつなげた。鈴木といえばその類まれな練習“量”ばかりに目が行きがちだが、試合につながる“質”の高い練習ができているからこその強さなのだろう。

これで自身初となるシーズン3勝目。次なるターゲットは海外メジャー「全米女子オープン」だ。来週から日本で2試合に出場した後、決戦の地へと向かう。「昨年、予選落ちしている大会。まずは自分が納得するゴルフをしたい。そして、私たちはどんな場所でも成績を残さなければいけない仕事なので、良いプレーを出せるように頑張りたいと思います」。しっかりと対策を打ち、同じ轍は二度踏まない日本の女王。今季2度目の海外メジャーでは、どのような準備をして、どれほどのプレーを見せてくれるのか。(文・秋田義和)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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