日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯
2位に浮上の原江里菜「優勝は1ホールごとの積み重ね」
ベストスコアタイ67をマークして2位タイに浮上した原江里菜 日本女子プロゴルフ選手権(2015)(2日目) 写真・鈴木祥
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(9月10日~13日、長崎県・パサージュ琴海アイランドGC、6735ヤード、パー72)
日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ第2ラウンドが行われ、前日の強風から穏やかな風と変わり、上位陣の顔ぶれが変わった。中でも20位タイから出た原江里菜は、1イーグル、3バーディ、ノーボギーの67、5アンダーとこの日ベストスコアタイで回り、通算4アンダー、首位と2打差の2位タイに浮上した。
アウトから出た原は、2番(パー4)でフェアウエーからの83ヤードの2打目が直接入ってイーグル奪取。続く、難度1位の3番(パー4)は、ティショットをラフに入れて、残り50ヤードの3打目を1メートルに寄せてパーセーブに成功した。
「昨日OBの2番(ダブルボギー)でイーグルを取れたのは大きかったですが、3番でパーを取れたのが一番のキーポイント。いい流れを作れました」
その後、インに入り10番(パー4)、13番(パー5)、14番(パー4)はそれぞれ2.5メートルにつけてねじ込んだ。
「昨日から1ピン(2.5メートル)の距離を外していないので、パッティングの調子はここ最近で1番いいです。ショットは100点って感じではありませんが、全体の流れとか組み立て次第で(通算3勝目は)チャンスがあると思います」
今年のいい部屋ネット大東建託レディスで、7シーズンぶりに通算2勝目を挙げた。歴代4位というブランクの優勝でもあり、3勝目は早々に挙げたいところだろう。
「あまり意識してガチガチになっては意味がないので、スタートしたらそういう気持ちを持たないようにやっています。1ホールごとの積み重ねが優勝だったらうれしいという感じです。3パットとか凡ミスを削っていければ、必ずいいところにいけると思うので、むだなボギーを打たないように冷静にやっていきたいです」
2勝目を挙げたときに、勝てない時期に支えてくれた人に恩返しをすると宣言している。早くも1つ恩返しをできるチャンスを迎えた。
文・小高拓