ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
佐藤靖子、体幹を鍛え直してシード復活を目指す!
シード復活を目指すママさんプロの佐藤靖子 ゴルフ5レディス(2015)(1日目) 写真・村上航
ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント(9月4日~6日、岐阜県・みずなみCC、6559ヤード、パー72)
ツアーも残り3分の1となり、賞金ランキング50位以内に入っていない選手にしてみれば、そろそろあせり始める時期である。昨年のファイナルQTを1位で通過した佐藤靖子もその一人だ。
「確実に出場できるのはあと9試合ですからね」
今季は20試合に出場して賞金ランキング79位と、けっして満足できる成績ではない。子育てを含めた主婦業を兼ねながら6年ぶりのフル参戦を続けているが、予想以上に疲労が抜けにくくなっていることに気がついた。ここ6試合で予選通過が1試合というのも、体調を崩したことが原因だ。
「QTも視野に入れなければいけないし、もう1回仕切り直しをしようと思ったんです」
疲れるんだったら、疲れない体を作り直せばいいとばかりに、先週から体幹を鍛えるトレーニングを取り入れた。その結果、今までふらついていた体の軸が安定し、バックスイングで上体を十分捻転できるようになったという。当然、ショットも安定し、この日は3バーディ、ノーボギーの69をマーク。首位と2打差の4位タイにつけた。
「久々のアンダーパーですね」
と照れ笑いを浮かべた佐藤。今季は芹澤信雄率いるチームセリザワの仲間である西山ゆかりがツアー初優勝を飾った。当然、刺激も受けたし、自分も頑張らなければいけないという気持ちにもなったが、体がついてこなかったという。
しかし、今はその悩みも解消しつつあるだけに、残り2日間でもアンダーパーをマークし、賞金ランキングの順位を少しでも上げたいところだ。
文・山西英希