ニトリレディスゴルフトーナメント

国内女子

イ ボミに漂う女王の“風格”

今季3勝目を挙げて賞金レースを独走するイ ボミ ニトリレディスゴルフトーナメント(2015)(最終日) 写真・佐々木啓
今季3勝目を挙げて賞金レースを独走するイ ボミ ニトリレディスゴルフトーナメント(2015)(最終日) 写真・佐々木啓

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 イ・ボミ -1 -7
2 渡邉 彩香 E -5
3 穴井 詩 +1 -4
4T 服部 真夕 -2 -2
4T 福田 真未 -1 -2
4T 李 知姫 E -2
7T 成田 美寿々 -1 -1
7T 福田 裕子 -1 -1
7T 全 美貞 +4 -1
10 香妻 琴乃 +2 E
ニトリレディスゴルフトーナメント(8月28日~30日、北海道・小樽CC、6483ヤード、パー72)

「本当にもう2位は嫌だったんです。だから攻める気持ちで、最終日は挑みました」

 最終日を単独トップで迎えたイ ボミ。今月21日に27歳の誕生日を迎えたイ ボミは今年の試合で2位が7回もあったことを心底、悔やんでいた。

「27歳になってからはもう2位ではなくて、優勝したいなって」

 ただ、その気持ちは前半で空回りしそうだった。前半は2バーディ、3ボギー。バックナインの12番(パー3)でもボギーをたたいて、4アンダーまでスコアを落としてしまう。

 この時点で渡邉彩香は7アンダーで、3打差もリードされていた。だが、イ ボミは諦めていはいなかった。

「キャディの清水(重憲)さんが、勝負はここからだっていうんです。何度『ガマン、ガマン』って言われたかわからないくらい。すごく慎重にマネジメントしていました」

 13番(パー5)でバーディを奪うと、14番(パー4)ではピンまで残り95ヤードの2打目を51度のウェッジで打って、30センチにつけてバーディ。そして15番(パー4)では、ピン右5メートルのバーディパットを沈めて、3連続バーディ。

 15番をボギーにした渡邉をここで逆転。精神面でも有利に立ったイが上がり3ホールをきっちりパーでしのいで通算7アンダーで優勝を手にした。

「難しかったけれど、楽しかった」というイは、本当は今週、試合を休むつもりだったという。だが、キャディの清水さんにこう諭された。

「ショットメーカーのボミに合うと思うから出場したほうがいい」

 日本屈指の難コース、小樽CCを男子トーナメントで経験している清水氏の勧めにイは、二つ返事で了承した。

「私は休もうかなと思っていたのに、チャンスがあるからっていうので。実際に出てみたら、徐々によくなってきて。こんな難しいコースは久しぶりでしたが、優勝できてよかったです。先々週は休んでテレビを見ていたら、テレサ・ルーさんが優勝したので、今週から12試合の中で、3つは勝ちたいと思っていましたから、今週勝ててよかったです」

 賞金女王のタイトルを穫ることへの執着心が、誰よりも強いことを感じさせてくれる言葉。今季3勝をマークし、獲得賞金も1億3000万円を超えて、賞金ランキング1位を独走する。

 最終日に崩れないイの強さに、女王の風格が見え隠れする――。残りの試合で、どれだけ勝ち星をあげていくのだろうか。

文・キム ミョンウ

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