CAT Ladies

国内女子

服部真夕、3年ぶりVは涙よりも達成感

9戦連続予選落ちの絶不調を乗り越え、3年ぶりの復活優勝を遂げた服部真夕 CAT Ladies(2015)(最終日) 写真・鈴木祥
9戦連続予選落ちの絶不調を乗り越え、3年ぶりの復活優勝を遂げた服部真夕 CAT Ladies(2015)(最終日) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 服部 真夕 -4 -14
2T 上田 桃子 -4 -10
2T テレサ・ルー -4 -10
2T 金田 久美子 -3 -10
2T ペ・ヒギョン +1 -10
6T 申 ジエ -6 -9
6T 穴井 詩 -5 -9
8T 藤田 さいき -4 -8
8T 山城 奈々 -4 -8
10T 茂木 宏美 -4 -7
CAT Ladies(8月21日~23日、神奈川県・大箱根CC、6701ヤード、パー73)

 最終日、1打差の2位でスタートした服部真夕が5バーディ、1ボギーの69で回り、通算14アンダーで2位に4打差をつけて今季初優勝、3年ぶりのツアー5勝目を挙げた。

 1番(パー5)、2番(パー4)で連続バーディを奪って首位に立つと、ピンチの9番(パー5)は4メートルのパーパットを沈めるなど、後続につけいるすきを見せずに優勝へ突っ走った。3メートルのウイニングパットを沈め、力強いガッツポーズを見せたが、3年ぶりの美酒に涙はなかった。

「涙が出るかなと思ったけど、出なかったですね。やり遂げた感があったので、涙より達成感が出てきました」

 今季開幕から不調が続いた。2戦目のヨコハマタイやPRGRレディスから9戦連続で予選落ち。2年前から難のあるアプローチに加えて、服部の武器であるショットが不調に陥り、いいところが何もなくなってしまった。

「ショットが悪いからバーディが取れなくなっていました」

 予選落ちが続いた間、ノーバーディのラウンドも珍しくなく、2ラウンドで6個以上バーディを取れることはなかった。その間に、師匠の岡本綾子と距離を置くことを決めた。

「今まで岡本さんに頼り過ぎていたので、自分で考えるということをしていませんでした。今は自分で考えてゴルフをしようと思っています」

 独り立ちをしてから、アドレスで自分が思っている以上に右を向いていることに気がついた。肩と腰はオープンで足がクローズになる。体のラインがバラバラなため、狙ったところに打てていなかった。体のラインをスクエアにして、ターゲットに真っすぐ向く練習から取り組んだ。

「ドローよりもフェードのイメージの方が曲がらない。こんなに曲がらないことは初めてです。今まではコース内にいなかったですが、今週はフェアウエーからたくさん打てました」

 自分で考えてショットを立て直すどころか、今まで以上に安定感が増した。バーディを取るのに苦しんでいたが、今大会は1イーグル、17バーディと量産できた。2年前からイップス気味のアプローチへの不安は大きくなるばかりだが、それでもショットがよければ優勝できる手応えをつかんだ。

「アプローチはすぐにはよくならないと思います。それが今の自分です。いい部分(ショット)を磨いて、うまく付き合っていくしかありません」

 師匠から独り立ちをして、周囲のサポートを受けながらゴルフは自分で試行錯誤して作ってきた。それを3日間やり遂げられた。涙がなかった理由は、その達成感である。

文・小高拓

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