大東建託・いい部屋ネットレディス

国内女子

原江里菜、6年350日ぶりにつかんだ2勝目

ウイニングパットを沈めると涙のガッツポーズを見せた原江里菜 大東建託・いい部屋ネットレディス(2015)(最終日) 写真・鈴木祥
ウイニングパットを沈めると涙のガッツポーズを見せた原江里菜 大東建託・いい部屋ネットレディス(2015)(最終日) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 原 江里菜 -1 -9
2T イ・ボミ -7 -8
2T アン・ソンジュ -2 -8
4T 山城 奈々 -4 -6
4T 金田 久美子 -8 -6
4T フェービー・ヤオ -4 -6
7T 藤本 麻子 -5 -5
7T 青木 瀬令奈 -1 -5
7T 上田 桃子 E -5
7T 茂木 宏美 E -5
大東建託・いい部屋ネットレディス(7月31日~8月2日、山梨県・鳴沢GC、6587ヤード、パー72)

 6年350日ぶり。小学1年生が中学生になっている長い年月をかけて原江里菜がツアー2勝目を挙げた。大東建託・いい部屋ネットレディス最終ラウンドが行われ、首位で出た原は、3バーディ、2ボギーの71、1アンダーで回り、通算9アンダーで逃げ切った。

 2打差で追いかける2位のアン ソンジュが1番、2番の連続バーディで原に並んだ。前週優勝を挙げた好調のアンの存在は脅威かと思いきや逆だった。

「3~4ホールはすごく緊張していて体が動かなかったし、ドキドキしていました。リードを守らなくては思っていましたが、(アン)ソンジュが連続バーディ。4ホール目で立場が逆になって気が楽になりました。一緒に回った選手もよかったと思います」

 4番(パー4)でボギーとして首位から陥落したが、追いかけるという楽な立場になったことが奏功した。14番(パー5)で3打目を30センチにつけてバーディを奪って通算8アンダーとする。同組のアンは7アンダーのままだったが、リーダーボードを見るとイ ボミが8アンダーでホールアウトしていた。

「人と競っているというより、自分との戦い。ドキドキをどう抑えるか……。それでも(イ)ボミが8アンダーで上がっているのを見て、スイッチが入りました」

 スイッチが入ると強い。15番(パー4)でティショットをフェアウエーバンカーに入れたが、2メートルにつける。それを沈めて単独首位に躍り出た。1打差で迎えた18番(パー5)は、グリーン手前に池が大きく広がる。2日目までは2オン狙いの戦略だった。この日もしっかりフェアウエーをとらえて残り177ヤードと、普段どおり行けば2オン狙いだが、「勝つため」に2オンを狙わずにレイアップした。原は行きたい気持ちもあったが、保科隆キャディは3打目勝負を勧めた。一度出した5番ウッドをキャディバッグにしまい、ピッチングウェッジを手渡した。

 2打差で追うアンの3打目がキャリーでカップに入ってから出てくる、あわやイーグルショット。冷やっとする場面もあったが、3打目を3メートルに乗せ、きっちり2パットで沈めて勝者の称号を手にした。

「すごくホッとしています。やってきたことが結果として出てよかったです。自分の気持ちの中は楽になったけど、やらなきゃいけないことは、結果を出すこと。来週から気を引き締めたいです」

 2007年にプロ転向して、その年に初シードを獲得した原。08年にはNEC軽井沢72でツアー初優勝を遂げ、順風満帆に見えたが、極度の不振から10年にシード落ち。11年から森守洋コーチと二人三脚で復活の道を歩み始めると、12年にシード復活を果たし、この日、ようやく長いトンネルを抜け出した。

 初優勝から2勝目までにかかった日数、6年350日は歴代4位、優勝から次の優勝までのブランクは歴代10位。今までの鬱憤はこれから結果として出し続ける。

文・小高拓

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