アース・モンダミンカップ
女王ゴルフで森田理香子が首位戦線に急浮上!
65をマークして首位に1打差の6位タイで最終日を迎える森田理香子 アース・モンダミンカップ(2015)(3日目) 写真・鈴木祥
アース・モンダミンカップ(6月25日~28日、千葉県・カメリアヒルズCC、6541ヤード、パー72)
圧巻の7バーディを奪って、首位グループと1打差の6位タイまで順位を上げたのが森田理香子だ。前半は2番を皮切りに4番、6番、8番でバーディ。後半に入るとピンチを迎えながらも耐えのゴルフを展開。そして上がり3ホールを連続バーディとして、前日の36位タイから一気にジャンプアップした。
昨年は3月に優勝を飾ったが、その後は勝利に恵まれないシーズンを送った。今季も開幕戦で2位、スタジオアリス女子オープンで5位タイに入った以外は、トップテンを外している。60台のスコアも5月上旬のワールドレディスサロンパスカップ3日目以来。久しぶりに森田らしい爆発力あるゴルフを見せた。
「いつもアウトはよくても後半でボギーを打ってしまうパターンでした。今日は途中耐えて、上がりで3つ取れたのでよかったです。1番でもバーディチャンスを外したり、ほかでも外したところがあったので、後半耐えたのが大きいです」
今季はここまで平均パット10位。パーオン率も13位と、物足りなくもあるが悪くはない。ただし、パーセーブ率が43位と取りこぼしが多いのも事実だが、バックナインで1パットパーが3回。ノーボギーにまとめたのがスコアにつながった。
「シャンクとか、やらかすことが多かったからこういうビッグスコアが出なかったです。60台で回れるようなショットもパッティングもしていたんですけど、60台が全然出ていませんでした……。こういうビッグスコアに慣れるようにしていきたいですね」
12年はイーグル女王(11個)、13年は賞金女王。昨年から続く未勝利期間に終止符を打つことができるか。明日も女王ゴルフで1年3カ月ぶりの優勝をつかみとる。
文・高桑均