ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント

国内女子

酒井美紀が地元・東北でゲンを担いで2勝目を呼び込む!

“飛ばさずに曲げないゴルフ”というスタイルに自信を深めた酒井美紀 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(2014)(最終日) 写真・村上航
“飛ばさずに曲げないゴルフ”というスタイルに自信を深めた酒井美紀 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(2014)(最終日) 写真・村上航

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 酒井 美紀 -5 -8
2 渡邉 彩香 E -7
3T 表 純子 -4 -6
3T アン・ソンジュ -1 -6
3T テレサ・ルー +1 -6
6T 大江 香織 -5 -5
6T イ ナリ -4 -5
6T 金井 智子 -3 -5
9 森田 理香子 -1 -4
10T 永井 奈都 -4 -3
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月26~28日、宮城県・利府GC、6499ヤード、パー72)

 福島県出身、東北を代表するプレーヤーに成長した酒井美紀が、また一つ階段を上った。6月のアース・モンダミンカップでツアー初優勝を挙げてから3カ月。難しいといわれる2勝目を飾り、駆け付けた大勢の東北ファンの喝采を浴びた。

 首位と4打差の通算3アンダーからスタートした酒井が、スタートから飛ばした。1番で6メートルを沈めてバーディ発進すると、3番、6番、8番でもバーディを重ね、この時点で首位をいくテレサ・ルーに並んだ。折り返した10番でボギーをたたくが、持ち前の粘りで後半は耐え、16番、18番のバーディを呼び込んだ。6バーディ、1ボギー、67をマークしての大逆転勝利だ。

「昨日のラウンドが終わった時から、手応えがありました。悩んでいたドライバーも含めてショットがよくなっていましたし、グリーンが硬いのでガマンして、耐えていればバーディは来ると思っていました。スコアが出る予感がありました」

 初優勝を挙げてから自信を深めている酒井。ここ数週間は疲れもあった。飛距離を求めるあまり、曲がらないドライバーもラフにつかまることが多かったが、ここにきて好調を取り戻した。キッカケはある選手のスイングを見たことだ。

「アン ソンジュ選手のドライバーショットが参考になりました。雑誌でスイングを見ていましたが、初日と2日目に一緒に回ることができて、間近で見ることができていいイメージが戻りました」

 名実ともにトッププロの仲間入りをした酒井だが、プロになってからも他の選手の練習を見たり、スイングを分析することが大好き。練習場でも自分の練習はそっちのけで、立ち尽くしたまま横の選手の練習を凝視しているシーンが見られる。今季4勝の申ジエがmeijiカップで優勝した際にも、「飛距離が出なくても、ティショットをフェアウエーに置けばバーディは取れる」ことを再確認し、自身のスタイル“飛ばさずに曲げないゴルフ”に自信をつけた。

 もう一つ酒井の優勝を後押ししたのが、東北で勝つことへの熱い思いだ。実は酒井、今日のウエアは、優勝したアース・モンダミンカップの最終日に来ていたものと一緒という。いわゆる“勝負服”で、それ以来袖を通していなかった。それが、この日は自分でこれを選択して見事優勝につなげた。東北という地で思い入れが強かったためのゲン担ぎといえそうだ。

「福島県は近いので、『福島から来ました』と多くの人に声をかけてもらえて、それをいわれるとうれしくて、恥ずかしいプレーはできませんでした。この大会でいつかは絶対に勝ちたいと思っていました」

 初優勝は期待されたより遅く訪れたが、2勝目はその苦労を補うほど早く訪れた。これで獲得賞金も7500万円を超えた。トップのイ ボミとは依然差はあるものの、今後の高額賞金大会での結果いかんでは、上位を脅かす存在には違いない。それでも酒井は控えめに答える。それがトレードマークであるかのように。

「3勝目ですか。そこまでの力はまだないと思います。1勝目の後に、今年の残りで2勝目とは思っていましたが、ここまで早くできるとは思っていませんでした。シーズンの残りは、数回でもトップテンに入れるように頑張りたいです」

 曲がらないドライバーショットを取り戻し、リカバリー率3位の実力をもってすれば、十分に賞金レースの台風の目になる。

文・高桑均

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