ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント

国内女子

大山志保がケガから復帰した思い出の地で完全V

2日目までのガンガン攻めるゴルフから最終日は我慢のゴルフで完全優勝を成し遂げた大山志保 ゴルフ5レディス(2014)(最終日) 写真・鈴木祥
2日目までのガンガン攻めるゴルフから最終日は我慢のゴルフで完全優勝を成し遂げた大山志保 ゴルフ5レディス(2014)(最終日) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 大山 志保 E -16
2 成田 美寿々 -4 -14
3T イ ナリ -7 -13
3T 葭葉 ルミ -6 -13
5 香妻 琴乃 -4 -12
6 ジャン・ウンビ -6 -11
7T 笠 りつ子 -4 -10
7T 李 知姫 -3 -10
7T O・サタヤ -2 -10
10 山本 薫里 -1 -8
ゴルフ5レディス(9月5~7日、岐阜県・みずなみCC、6520ヤード、パー72)

 最終日の大山志保は昨日のベストスコア「63」の更新が、嘘のように沈黙した。初日、2日目の勢いからして、まるで別人がプレーしているようだった。

 この日の大山は1バーディ、1ボギーのイーブンパー、通算16アンダーで完全優勝、今季初勝利を手にした。これで国内ツアー通算14勝目となったが、その表情はさえなかった。

「優勝したけれど、正直、優勝できたのかなっていう感じですね。今日のプレーに満足していないからだと思います」

 確かに常にストイックで、向上心のかたまりの大山にとって、今回の優勝は手放しで喜べなかったに違いない。スタート前、2位の成田美寿々とは6打差の“貯金”があったため、どうにか逃げ切れたものの、最終的に成田に2打差まで詰め寄られた。

「今日は気持ちが乗っていて、アイアンもすごく飛ぶので、それを抑えようとして攻めきれなかった部分があったのかもしれません。バーディが取れないけれど、ボギーも打たない感触はあったので、とにかく心の中で頑張れって言い聞かせていました」

 そうしたメンタル面の変化から少しずつ歯車が狂い始めた大山。成田に追い詰められるのではないかという心配はあったという。

「少しずつ追い詰められているなという感じはありました。16番で成田さんがバーディを取って1打差になるだろうなと思っていたのですが、3パットでボギー。そのあとボードを見て3打差になっていたので、あとはしっかりプレーできれば優勝できると意識しました」

 追い込まれながらも手に入れた優勝について大山は、

「いつもの優勝と感じが違った」

 と感想を語ったが、それでも今後の糧になる大きな経験になったに違いない。

 それに同大会は大山にとって、思い出の試合でもある。2009年に左肘関節内じん帯を損傷し、内視鏡手術を受けてカムバックしたのが10年の同大会だった。

「あのとき、1番ホールで大きな拍手でみなさんが迎えてくれたときのことは忘れません。涙が出そうでした」

 この大会にくるたび、そのことを思い出すという大山は、記憶に残るこの地で今季初優勝を遂げたというわけだ。

 今季は18試合に出場し、優勝を含むトップテン入り8回と安定した実力は健在。今回の優勝で波に乗れる可能性も十分だ。

「来週のメジャーの日本女子プロゴルフ選手権はやっぱり勝ちたい。その気持ちはゴルフ人生の中で一番強いかもしれません」

 そんな強気の大山は最近、父にこんな質問をした。

「『優勝か結婚か、どっちがいい?』って聞いたら、『どっちもいい』って言うんです(笑)。去年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで勝つまでは、結婚したらって言われていたんですけれどね。私もまだ結婚願望はそこまでありません(笑)」

 今年37歳。現役バリバリの大山がさらなる高みを目指す。

文・キム ミョンウ

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