サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント
木戸愛が芹澤信雄との合宿でショートゲームに勝機見出す!
2012年にツアー初優勝を挙げた相性のいい大会で2勝目を目指す木戸愛 サマンサタバサ レディース(2014)(2日目) 写真・鈴木祥
サマンサタバサ レディース(7月18~20日、茨城県・イーグルポイントGC、6528ヤード、パー72)
木戸愛が芹澤信雄の教えを生かし、優勝争いへ名乗りを上げた。
3アンダーの14位からスタートした木戸は7バーディ、2ボギーの通算8アンダーで7位タイまで順位を上げた。
特に7番(パー4)、8番(パー5)、9番(パー3)で連続バーディ。ショットの調子の良さがスコアにつながった。
「今まではアイアンショットでパーオンしてバーディというのが私の持ち味でした。でも、前半戦はグリーンに乗らないことが多く苦戦しました。今は徐々にピンに寄ってきています」
今季の木戸は芹澤信雄から指導を受けているが、先週のオープンウィークも静岡の御殿場で3日間、合宿を慣行。芹澤のほか、宮本勝昌、西山ゆかりも一緒だったという。
「芹澤さんに見てもらったのは、ほけんの窓口レディース以来で、ショートゲームを中心に見てもらいました。チッピングのときに頭(の位置)が下がるので、そこを修正したのと、コックを使ってアプローチすることが多かったので、ノーコックでのショットを教えてもらって、今、必死に練習しています」
そうした練習の成果が徐々に出てきているという木戸。同トーナメントが初めて開催された2年前、ツアー初優勝を手にした木戸は、
「ここのコースのイメージはすごくいいです。グリーンも読みやすいし、それがいい方向に働いていると思います」
と口にする。
今まで2勝目への焦りもあったし、つらい日々を送ってきたという木戸。明日は優勝への条件が整った最良の日となるかもしれない。
文・キム ミョンウ