マンシングウェアレディース東海クラシック
菊地絵理香、森口先生直伝のアドバイスを生かす!
森口祐子のアドバイスで開眼した菊地絵理香 マンシングウェアレディース東海クラシック(2013)(2日目) 写真・村上航
ツアー初優勝を目指す菊地絵理香がついに王手をかけた。首位と4打差の14位タイからスタートしたこの日、前半から積極的にピンを狙い、バーディを重ねていく。7バーディ、ノーボギーの65をマークし、通算10アンダーの首位タイでフィニッシュした。
「こんなスコアが出るなんてまったく予想していませんでした」
と驚きを隠せない菊地。実は、ここのところショットとパットの不調に悩んでいた。たまたま今週、以前からフレンドリーに接してくれているという森口祐子がテレビ解説できており、アドバイスを受けたという。
「ショットのときに、下半身が止まって小手先だけでクラブを振っているといわれました。確かにそうだなと気づかせていただいたので感謝しています」
スイングに躍動感が出てきたおかげか、この日は3度も1.5メートル以内にパーオンさせた。さらに、パッティングでも貴重な教えがあった。
「下半身が動くせいでアウトサイドからヘッドが下りていたんです。それを見て、練習では自分の右のおしりを手で叩くように下ろしていきなさいといわれました」
極端なインサイドから下ろすイメージを持つことにより、アウトサイドの軌道を修正するのが目的だ。その結果、カットに打つこともなくなり、今週は29、27パットと30パットを切っている。
「最終日をどう戦うか決めていませんが、最終的にLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップに出場できる賞金ランキング25位以内に近づけるようにがんばりたいですね」
という菊地。現在は29位と手が届く位置にいるが、できれば、優勝して出場を確定させたいところだ。
文・山西英希