2010年の西陣レディスクラシック(4月16~18日、熊本県・熊本CC)から先週のフジサンケイレディスクラシック(4月26~28日、静岡県・川奈ホテルGC富士C)まで、91試合連続で予選通過をしている横峯さくら。これは、不動裕理と同数の1位タイ記録。今大会で予選通過をすれば、92試合連続となり新記録達成となる。
昨年は2位と相性のいい大会だ。
「昨年の大会はドライバーが左に行ってしまい、拾って拾ってという展開で2位でした。それで10アンダーを出せたことは、本当にショートゲームがよかったからです」
今オフは特にドライバーショットの練習に時間をかけた。その効果のほどだが、フジサンケイクラシック終了時点で平均ストローク1位。さらに昨年、試合の場で多く経験したショートゲームによりグリーン周りの力がつき、パーセーブ率も1位だ。
「去年より成長できていますし、今年はショットも安定しています。2位で終わることができた先週から調子の良さは維持できていますから、楽しみですね。でも、連続予選通過記録のことはあまり考えないようにします。たとえ新記録を達成できたとしても通過点とし、もっと上に行けるように頑張りたいです。2日目を終えて、優勝を狙える位置にいられるように頑張ります」
2011年のリゾートトラストでツアー通算18勝目を挙げて以来、優勝から遠ざかっている。連続予選通過新記録達成は通過点。ツアー通算19勝目に向けて、初日は10時33分に10番から笠りつ子、堀奈津佳とスタートする。
文・井上兼行、写真・鈴木祥