スタンレーレディスゴルフトーナメント
藤本麻子が好調のパッティングをさらに調整しVを目指す
好調のパッティングを武器に2勝目を狙う藤本麻子 スタンレーレディスゴルフトーナメント(2013)(1日目) 写真・村上航
スタンレーレディス(10月11~13日、静岡県・東名CC、6540ヤード、パー72)
首位と3打差の3位タイには7人が並んだが、藤本麻子は首位の服部真夕と同組で回ったため、自身が好位置につけていることを把握していなかった。
「服部さんは上がり4ホール連続バーディで7アンダーですよ。この風の中でスゴイですよね! えっ!? 私、3位タイなんですか?
今日の風は横からが多く、場所によってフォローになったりアゲンストになったりするので難しかったです。正面からのアゲンストだったらまだ分かりやすいんですけど……。その風が強くなったり弱くなったりするので、打つタイミングによっては短かくなってしまったりしましたね。
そんな中でもあきらめず、集中力をキープできたのはよかったと思います」
昨年は2勝目を狙ったが、思うような成績が挙げられず、今季こそ2勝目という気持ちは強い。夏のオープンウイーク以降、好調さをキープ。サマンサタバサレディース以降の10戦でトップテンフィニッシュが4回、マンシングウェアレディース東海クラシックでは、横峯さくらをとらえきれずに2位タイに終わり悔し涙を流した。また、先週の日本女子オープンも13位タイと最終日に順位を下げてしまったが、最終組の一つ前でラウンドしている。
その好調さを支えるのが、もともと得意なパッティングだ。今日も1番、2番とバーディチャンスを逃してのパーからスタート。
「今日はもったいないパットがいくつかありましたね。読み違いもいくつかあったし、芝目にクセがあるのかな、というところもあって。パッティングが決まれば流れが作れますし、これからしっかり練習して調整します」
2011年の諸見里しのぶのハーフ27のギネス記録や、有村智恵の同一日ホールインワン&アルバトロス達成など、横峯さくらと優勝争いを演じたマンシングウェアレディース東海クラシックの開催コースである新南愛知GC美浜C同様、バーディ合戦必至となるこのコース。
「こういうコースはみんながスコアを伸ばすから、自分もスコアを伸ばさなければいけない、というプレッシャーがあります。耐えるべきところをしっかり耐えて、チャンスを作って確実にモノにする。そうやって流れを作ってそして乗っていく。そういう戦いが必要になるので、明日も集中力をキープしていきたいです」
と、パッティンググリーンに向かった藤本。明日もスコアを伸ばし、チャンスをさらに広げることができるか!?
文・武井真子