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一ノ瀬優希 涙少々、笑顔いっぱいのプロ7年目初V

目標の全英リコー女子オープン出場に向けて、大きな1勝!
目標の全英リコー女子オープン出場に向けて、大きな1勝!

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 一ノ瀬 優希 -2 -14
2 森田 理香子 -4 -13
3 全 美貞 -5 -12
4T 笠 りつ子 -7 -10
4T テレサ・ルー -5 -10
4T イ ナリ -5 -10
4T 菊地 絵理香 -3 -10
4T 馬場 ゆかり -3 -10
9 若林 舞衣子 -3 -9
10T 藤本 麻子 -6 -8

優勝が決まった瞬間も優勝インタビューでも、一ノ瀬優希は笑顔だった。少し涙を流したのは、ホールアウト後にプロ仲間が駆けつけてくれたときだけ。笑顔いっぱいの理由は、今季立てた目標達成のためのスタートラインに立てたからだ。

「やっとです。やっと勝つことができました。今季開幕前に立てた目標は、複数優勝をすること、そして全英リコー女子オープンに出場することです。そのためには、シーズンの早い時期に1勝はしないといけないと思っていました」

だからこそ初めての最終日最終組であろうが、ジュニア時代から一緒の森田理香子と同組であろうが、勝つことに集中していた。

「でも、これだけ緊張するとは思いませんでした。18ホールを終えた今でも緊張しています。本当に18ホールを回ったのかなぁって思うくらいです(笑)」

スタートホールの1番(490ヤード、パー5)で3パットのボギー。出だしのつまずきで崩れる選手も少なくない。しかし、一ノ瀬は耐えた。

「確かに3番までは、地に足がついてない感じでふらふらしていました。初日、2日目には出なかった球が出るくらいでしたからね。でも、『決められるところで決めていく』、『いつもどおりやっていこう』と、心をいれなおして落ち着くことができました」

一ノ瀬優希は、優勝争いを演じた森田理香子と歓喜の抱擁
一ノ瀬優希は、優勝争いを演じた森田理香子と歓喜の抱擁 【拡大】

キーホールは二つあった。5番で森田理香子が7メートルのバーディパットを決めて11アンダー。しかし、一ノ瀬も3メートルを入れ返して12アンダーとしてリードを守った。このころから、森田とのマッチプレーの様相に入った。13番(510ヤード、パー5)では一ノ瀬、森田とも3打目をベタピンにつけてバーディとし、一ノ瀬14アンダー、森田13アンダー。今季開幕戦優勝者の森田に一歩も譲らなかった。

「手が震えていた」

という、外せばプレーオフの18番のパーパット。2メートルをガツンと入れたのは、勝ちにこだわり続けた姿そのものだった。

「(森田)理香子に勝ったというか、自分が1打リードの状態で逃げきることができたのは自信になりました。また、すぐに勝ちたいです。熊本県出身の女子プロの先輩たちに追いつきたい、そして追い越したいです。そのためには、もっともっと練習したいです」

ジュニア時代は足腰を鍛えるために、学校や練習場、コースへ約1時間かけて自転車で通った。2011年にシード落ちしたときは、

「プロは試合に出てこそプロ」

と、プロのあるべき姿を見つめ直した。笑顔は次の目標へ向いている証し。新たなヒロインが、また一人日本女子ツアーに誕生した。

一ノ瀬優希(いちのせ・ゆうき)
1988年10月5日、熊本県出身。身長158センチ、体重54キロ。07年プロ入り。父の喜一郎はプロゴルファー。加賀電子所属。

文/井上兼行、写真/佐々木啓

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