CAT Ladies

国内女子

アン ソンジュ 今季初優勝で見せた父との絆

不調を支えてくれた父へ恩返しとばかり、見事に復活を果たしたアン ソンジュ CAT Ladies(2013)(最終日) 写真・佐々木啓
不調を支えてくれた父へ恩返しとばかり、見事に復活を果たしたアン ソンジュ CAT Ladies(2013)(最終日) 写真・佐々木啓

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 アン・ソンジュ -7 -15
2 笠 りつ子 -4 -12
3 吉田 弓美子 -3 -11
4T 横峯 さくら -1 -7
4T キム・ナリ +4 -7
6T 木戸 愛 E -6
6T ナ ダエ +3 -6
8T 表 純子 -4 -5
8T 藤本 麻子 -2 -5
8T 服部 真夕 -2 -5
 朝から雨が降りしきり、2度にわたる中断という悪コンディション。ほとんどの選手がスコアを崩す中、66と7つスコアを伸ばしたアン ソンジュが、通算15アンダーのトーナメントレコードで今季初優勝を飾った。

「13番ホールで3パットしてから、1メートルないぐらいのパーパットが不安になってしまったので、私の中では頑張りました! 17番ホールでバーディを取って、2位と3打差になったことは分かったのですが、久しぶりの優勝を目の前にして、もっともっと緊張してしまって……。たかぶった気持ちを沈めながら18番はプレーしました」

 と、顔をほころばせた。

 2010、11年と連続賞金女王も、今季はここまで優勝がなし。3月の開幕以来、気持ちが乗らない状態が続いた。以前は“足りないな”と思えば気が済むまで行っていた練習にも身が入らなかった。ゴルフをやめたい、ゴルフ場に行くのもイヤ、でも不安だから練習はしなくちゃ……。毎日のように泣きながら父・アンビョンギさんに電話をしたという。

「5月のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの3連覇のプレッシャーがすごくて、そのころが一番落ち込んでいました。6月のニチレイレディスでは(帯同したハウスキャディが方位磁石を利用したことで)失格もありましたし。部屋に帰っても、壁を見ながら“私は何をやっているのかな……”と泣いてばかりいました」

 そんなアンを体調不良が襲う。胃を痛めてしまい、消化の悪いものが食べられなくなってしまった。

「今は、月曜日だけは好きなものを食べるようにしていますが、キムチなど辛いものや鶏肉は、試合中に痛くなったら困るので食べていません。お医者さまからは麦茶をいっぱい飲むようにといわれているので、飲みすぎてあまり好きじゃなくなってしまいました」

 さらに追い打ちをかけるように、ビョンギさんが体調を崩してしまった。

「私が毎日泣きながら電話をしていたから、きっとストレスになってしまったのだと思います。私のせいです。父は娘の私には、痛いとかひとことも言わなかったけど、先週、祖母の誕生日で韓国に帰ったときに、父の兄弟から“(ビョンギさんが)体調が悪いみたいだから病院に行くように言ってくれ”と言われたんです。それで、“お父さんが病院に行かないなら、私はゴルフをやめる”と言って、検査を受けてもらったんです。まだ結果待ちで心配はありますが……。私は本当にやさしい娘じゃなくて。昨日も18番で3パットしてしまったのを知った父が“みんながバーディ取っているホールなのに!”とメールが来たので、私だってノーボギーで終わりたかったのに、と思って返事も出さなかった。今朝、スタート前に、ペットの犬の寝ている癒される写真を送ってきてくれたのに、それも返事しなかったんです」

 と涙を見せた。

 精神的に落ち込み“ゴルフをやめたい”と思ったこともあるアンだが、今週は“逃げちゃダメだ”と自分にいい聞かせたという。

「今週は練習もしたいと思えたし、満足するまで練習をすることができた。優勝しなくてもいいから自分の力いっぱいでプレーしようと思いました。今日はミスが出てもバーディを取っても、同じように笑顔でプレーできたので、いい成績が出たのかな」

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