日本プロゴルフシニア選手権(10月10~13日、茨城県・サミットGC、6921ヤード、パー72)
初日に71のエージシュートをマークした青木功。今日はホールアウトするなり「うーん。今日は辛かったなぁ」とため息をついた。腰痛をいたわりながらのプレー。それでも、青木のゴルフ魂はブレなかった。
2日目はエージシュートに1打及ばずの72でパープレー。通算1アンダーで12位タイグループにつけている。
「トップの(渡辺)司と9打差かぁ」と、常に青木は首位を走る選手を見据えて戦っている。その闘争心のすごさを尋ねると、
「俺たちは、そうやってゴルフを覚え、育って来たんだよ。1打でもいいスコアで上がりたい。自分が出来る範囲のゴルフをしっかりやり遂げたい。そういう気持ちがなくなったら終わりだからね」
と、青木節で語ってくれた。できれば優勝。そうでなくてもベスト10入りと自分を鼓舞して残り2ラウンドを戦い切ろうとしている。71歳・青木功の勝負への執念は、衰えていない。
文・三田村昌鳳