日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ

日本シニア

渡辺司 迷いを消し、最後に下した豪快な決断

プレーオフで勝利を引き寄せるバーディパットを決めた渡辺司 日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ(2013)(最終日) 写真・山上忠
プレーオフで勝利を引き寄せるバーディパットを決めた渡辺司 日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ(2013)(最終日) 写真・山上忠

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 渡辺 司(東) +1 -11
2 室田 淳 -7 -11
3 ブーンチュ・ルアンキット -5 -10
4 フランキー・ミノザ -1 -6
5T 水巻 善典 -3 -5
5T グレゴリー・マイヤー +2 -5
7T 白石 達哉 -6 -4
7T 奥田 靖己 -4 -4
7T 加瀬 秀樹 -2 -4
7T 南條 勝美 +2 -4
日本プロゴルフシニア選手権(10月10~13日、茨城県・サミットGC、6921ヤード、パー72)

 ガラス細工のような繊細さと、豪快な大胆さを合わせ持っていないと、ゴルフの戦いには勝つことができない……と昔からいわれている。その相反する感性のバランスがかみ合えば、優勝争いに生き残れる。

 2位と5打差でスタートした渡辺司は、スタートする直前、クラブハウスを出るときに「5打差は、ほんとにきついんだよねぇ。先週(日本女子オープン)の(宮里)美香ちゃんを、つい思い浮かべてしまうんだよ」と独り言のようにつぶやいた。でも、美香ちゃんは、最終ホールで見事なバーディパットを決めたじゃないですか、というと「そうだよねぇ。神様に祈るしかないよね」と弱気な発言をしていた。

「(追って)来るとしたら室田さんかなと思っていました」と予想どおりの展開になったのは、後半の残り5ホールだった。

「迷うんですよ。攻めたいけど、絶対に(スコアを)落としたくないって。その中途半端な感情がゴルフを難しくしたんでしょうね」

 後半、15番(パー4)、16番(パー3)で連続ボギー。あっというまにスコアが室田と並んだ。渡辺は、大胆さがうせて消極的になり、繊細な気持ちで守りに入っていたのだろう。

 ホールアウトしてスコアカードを提出し、プレーオフ1ホール目の18番ティグランドにいくわずかな間に、渡辺は迷いの気持ちを捨て去った。

「人間不思議ですよねぇ。吹っ切れたときには、(ショットもパッティングも)いい結果になるんですよね」

 7メートルのバーディパットを入れる前に「入れてやる。これを入れなければ、いままで積み重ねた努力もなくなる」と信念を持ったという。豪快な決断ができたのだ。

文・三田村昌鳳

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