顔やソール、バンスなどは藤田寛之の好み通りに削られています(撮影・鈴木祥)
「既存の『SM7』から大きく変わったわけではなく、基本的に完成度が高い中で、より多くのプレーヤーの“もっとこうしてほしい”要望に応えたのが『SM8』ですね。開発チームの考え方としては、スピンがどうとかではなくて、“もっと打ちやすいもの”。スピンなど、ある特定の性能ではなく、その先の“打ちやすい、使いやすい”という、フィーリング面でのブラッシュアップに向かっています。
『SM7』の開発時と現在で何が違うかというと、選手の1Wとアイアンは飛ぶようになってます。そんな中、【短い距離をしっかり自信を持って打ちたい】ニーズがより増えた。安定性のある弾道を生むプログレッシブCGの技術は『SM6』の頃からあるので、さらにその先の“打ちやすさ”“ミスへの強さ”を狙っています。注力したのは適正なインパクトを一貫して出せるかどうか。選手の『SM8』へのフィードバックでもしっかりそこが出ていますね。