岩本高志、エースドライバーを失いながらも3年ぶりのトップ10

岩本、第3ラウンドからはスペアのヘッドで戦った(写真・鈴木祥)
岩本、第3ラウンドからはスペアのヘッドで戦った(写真・鈴木祥)
日本ゴルフツアー選手権で岩本高志がトータル7アンダー6位タイでフィニッシュ。これが実に2016年のアジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ以来となるトップ10入り。岩本は第3ラウンドでフェアウェイキープ率が前日の50%(全体38位)から78.57%(全体2位)にアップ。この数字の変化は何があったのか、プレーを終えた岩本に聞いてみた。

「実は2日目のプレー後にドライバーのフェースが割れていたことに気が付きました。ラウンド中もすごく曲がることがありました、その時は自分の性だと思ったのですが。練習場でフェースを触ったら、変な感触があって。キャロウェイの〈GBBエピック〉を使っていました。1年半は使っていましたね。スペアがあったので、その後街の練習場で調整しましたが不安で…。3日目はティを低くしてローボールを打つようにしていました」(岩本)

もとよりフェアウェイキープ率はいいほうだが、低い球を打つことで第3ラウンドはフェアウェイを外したのは3回だけ。パットの調子も良くなり、第3ラウンドで69をマーク。11位タイに浮上すると、最終日は4つスコアを伸ばしてトップ10フィニッシュをはたした。

「新品と使い込んだものではフェースの弾き感が違うので不安がありました。それで低くしたのですが、結果としてはそれが良かったんですね。これまでに何個かヘッドを割っていますが、それは仕方がないことだと思っています。ショックでしたが」(岩本)

プロのヘッドスピードで打ち続ければ、いずれ破損することは免れない。同じ機種のヘッドでも工業製品である以上、個体差が存在し、それをアマチュアが感じることはあまりないだろうが、鋭敏なプロの感性はそのわずかな差を感じ取ってしまう。今週は今平周吾がヘッドを破損したことがニュースとなったが、岩本の同じ状態だったとは。それでも2人が上位に入れたのは、スペアヘッドへの移行がスムーズに行われたからだろう。

最近よく聞くようになったプロのエースドライバー破損。どんなものでも打ち続ければいつかはその日が来る。岩本は「練習の時は別のドライバーで打とうか、とも考えています」と今後は破損対策も練る模様。悩ましいが、これもプロの宿命の1つなのかもしれない。

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