細かい駆け引きもある! ストロークプレーとは違うマッチプレー方式の醍醐味 

決勝戦進出を決めた今平周吾(左)とT・クロンパ  ISPSハンダマッチプレー選手権準決勝(2018)(4日目) 写真・村上航
決勝戦進出を決めた今平周吾(左)とT・クロンパ  ISPSハンダマッチプレー選手権準決勝(2018)(4日目) 写真・村上航
<ISPSハンダマッチプレー選手権 準決勝◇8日◇鳩山カントリークラブ(7115ヤード、パー72)>

日本男子ツアー「ISPS ハンダマッチプレー選手権」の準決勝が行われ、池田勇太を1アップで下した今平周吾と、R・ワナスリチャンを2&1で下したT・クロンパがそれぞれ決勝戦にコマを進めた。ツアーで唯一のマッチプレー方式の今大会。ツアー史上最高の優勝賞金5200万円をかけた熱い一戦となりそうだ。

昨年からマッチプレー方式に変わった今大会だが、ツアー競技としては2003年まで開催されていた「日本プロゴルフマッチプレー選手権」以来である。一般的な72ホールストロークプレーとは違った戦い方が求められるため、選手からは「好き」とか「面白い」、「ストロークプレーの方がやりやすい」、「72ホールでは勝てない相手でも18ホールなら勝てるチャンスがある」など、さまざまな声が聞こえる。

決勝進出を決めた今平周吾はマッチプレー方式について「相手が目の前にいるので、わかりやすい」から好きと話す。相手の状況を見ながら攻めたり、守ったりを繰り返すのだ。ちなみに、3回戦で7バーディ・1ボギーの内容でラウンドした時松隆光は、8バーディの額賀辰徳に2&1で破れた。逆に、この日の5位タイ決定戦で木下裕太に3&2で勝利した正岡竜二は、「木下選手がボギーをたたいていたので、自分がパーをキープする、マッチプレーの基本」というセーフティなプレーでノーバーディ・3ボギーの内容だった。バーディを取っても負けることがあるし、ボギーでも勝てることがある。やはり目の前の相手の状況を見ながら自らの作戦を立てることが重要だ。

また、「リードしていても1ホール取られると流れが変わって逆転されることもある」(今平)と、まるで優勝争いのように1ホールごとに気が抜けない戦いでもある。準決勝で今平に負けた池田勇太は「(マッチプレーは)自分がミスをすると流れが悪くなる。ミスしないことが重要」と話していたが、この日のオールスクエアで迎えた18番(パー5)で3打目をミスして敗戦。一つのミスが命取りになった。

相手がミスをすればセーフティに攻め、チャンスにつけたら攻めないといけない。そうした駆け引きはもちろんだが、細かい駆け引きもある。17位タイ決定戦で前年覇者の片山晋呉に勝利した堀川未来夢は、「片山さんの戦いに勉強になった」。マッチプレー方式のため、ギブアップや相手に“OK”を出すことが許されている。「片山さんはOKを出すタイミングが絶妙でした。簡単にOK、OKというのではなくて、短い距離でも自分が打ち終わるまでOKを出さないのです。結局、OKはしてくれるのですが、一度待たされることでこっちは緊張が続きます。相手をラクさせない戦い方を学びました」。

今季賞金ランキング1位の好調・今平と日本ツアーは未勝利ながら「マッチプレーは好き。タイの試合でも勝ったことがある」というクロンパ。二人の駆け引きも楽しみに一つだ。

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