ANAオープン
石川遼が急浮上 「64」のビッグスコアも「内容は4アンダー」
石川遼が今大会でもビッグスコアをマークし急浮上 ANAオープンゴルフトーナメント(2019)(2日目) 写真・佐々木啓
<ANAオープンゴルフトーナメント 2日目◇13日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>
今季好調の石川遼が、今大会も優勝戦線に浮上した。ミスショットが続くなか、初日をパープレーで耐えて42位タイ発進。首位と6打差がついていたが、2日目に「64」を叩きだし首位と3打差の3位タイに急浮上した。8バーディ・ノーボギーでのラウンドと、スコアをみれば絶好調に思えるが、プレー後に話を聞くと「昨日とそんなに変わっていない」。
前半の6番パー4では、右の林から7番アイアンで打った2打目がグリーン右手前のバンカーへ。ピン位置はバンカーからすぐのグリーン右手前。「あそこに入れないのが、マネジメントでは鉄則」と15ヤードの難しいアプローチが残ったが、これを直接決めてチップインバーディ。他にもミスが出る場面もあったが、「ミスショットがバーディになったりパーで抑えられたりしたので、内容的には4アンダーだと思う」。8アンダーというビッグスコアに反して、満足のいく内容ではなかった。
とはいえ、先週の「フジサンケイクラシック」最終日に続く「64」の好ラウンド。「今までは数試合の中で1ラウンド出せるかどうかだったけど、4日間に1回出せるというのは全体的によくなってきているのかなと思う。明日、あさっても、どんな状況であったとしても最後まで突っ走って、自分ができる最高の1打を目指し続けていくだけ」。今季3勝目を視界に捉えて、決勝進出を決めた。
(文・谷口愛純)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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