トップ杯東海クラシック
約4か月ぶりの実戦で約280ヤードドライブも…尾崎将司は「思ったように振れていない」
尾崎将司は約4か月ぶりのツアー出場 トップ杯東海クラシック(2018)(初日) 写真・鈴木祥
<トップ杯東海クラシック 初日◇27日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,330ヤード・パー72)>
今年で49回目を迎える「トップ杯東海クラシック」が開幕。歴史ある一戦の初代王者・尾崎将司は、約4か月ぶりのトーナメント出場となったが、1バーディ・4ボギー・3ダブルボギー「81」と苦しんだ。
尾崎は、4月の「中日クラウンズ」を今季初戦として、5月の「日本プロゴルフ選手権大会」、6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」とメジャー2試合に出場。しかし森ビルカップ終了後、「まだまだ実戦も練習量も少ない。俺の開幕戦は輪厚(ANAオープン会場)だから。それまでに体調を整える」と話し、試合から遠ざかっていた。
「ANAオープン」が北海道胆振東部地震の影響で中止となったため、今大会が“開幕戦”となったが「久しぶりの三好だが、こんなに長いと思わなかった。そして、こんなに疲れるとは思わなかった。思うように振れていない」と苦しい1日に。
この日ドライビングディスタンス計測ホールの15番は246ヤード、折り返しての7番は左に曲げて219ヤード。出場者中最下位に沈んだ。だが、打ち下ろしとはいえ、ほぼ無風だった3番で約281ヤードのドライバーショットを見せるなど、はたから見れば良いショットがあったのも事実だ。
本人は「自分のゴルフに寂しさがある」と不本意かもしれないが、13番でチップインバーディを奪取したように、アプローチ、パターで粘りを見せる場面も。難関18番ではフェアウェイから1mに寄せてパー。上がりの9番でも右ラフから“寄せワン”でパーを拾った。
嘆き節の多かった尾崎だが、最後の帰り際に一言。「ちょっと待ってろ。作戦を立ててくるから」。不敵に笑みを浮かべてクラブハウスを後にする姿は、明日に何かを期待させる。(文・秋田義和)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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