日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills
新婚のS・ノリス、最終日に圧巻の“64”で2勝目!青木功も賞賛
青木功(左)と笑い合うショーン・ノリス 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills(2017)(最終日) 写真・佐々木啓
<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 最終日◇4日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,384ヤード・パー71)>
国内男子のメジャー第2戦を制したのは、トータル13アンダーでフィニッシュした南アフリカの巨漢、ショーン・ノリス。10番では残り185ヤードのセカンドショットをカップに放り込みイーグルを奪取。混戦から抜け出すと、その後も好調のパッティングでスコアを伸ばし他の選手を突き放した。
終わってみれば2位とは4打差の圧勝。ノリスは「このコースが好き、自分のしたいプレーをし、すべてが上手くいった」。ティショットではアイアンを多用、着実にフェアウェイを捉えることを第一に攻めた。また、「このコースでは8割9割フェードが必要とされる」、コースと持ち球がばっちりマッチしたことも勝因となった。
昨年から日本ツアーに参戦しているが、「みんなフレンドリー。コースも好きだし、日本でずっと戦いたい」と、とにかく日本が気に入っているという。この勝利で5年シードを獲得し、「日本語を絶対に勉強しないと」と意気込んでいた。
今年の4月に出張料理人のキャンディスさんと結婚。賞金は故郷の新居を「家具でいっぱいにする」という新妻の願いをかなえるために使うつもりだという。
青木功大会会長は10番のイーグルで「今週はノリスの一週間だった」と感じたという。パワーを生かしながら、それを上手くコントロールして戦うノリスを「ああいう攻め方もあるんだということ。彼は自分がやりたいことをきちんとやっていた」とクレバーなマネージメントをしたノリスを賞賛していた。
出場権があるかぎり「日本ツアーに出たい」というノリス。この勝利で得た5年シードはこの巨漢には何より嬉しい贈り物になったことだろう。
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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