カシオワールドオープンゴルフトーナメント

国内男子

BJ対石川遼! 6年越しの熱い思いが激突する

久々の優勝争いに「楽しみだよ」というブレンダン・ジョーンズ カシオワールドオープン(2015)(3日目) 写真・鈴木祥
久々の優勝争いに「楽しみだよ」というブレンダン・ジョーンズ カシオワールドオープン(2015)(3日目) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 石川 遼 +1 -10
2T ブレンダン・ジョーンズ -4 -9
2T 黄 重坤 -2 -9
4 片山 晋呉 -3 -7
5 谷原 秀人 -2 -6
6T 藤本 佳則 -4 -5
6T 宋 永漢 -2 -5
6T チェ・ホソン E -5
9T 塚田 陽亮 -5 -4
9T 小林 正則 -2 -4
カシオワールドオープンゴルフトーナメント(11月26日~29日、高知県・Kochi黒潮CC、7315ヤード、パー72

 2009年8月2日以来、6年4カ月ぶりに盟友が激突する。

 スコアを落としながらも通算10アンダーで単独首位をキープした石川遼。その石川に1打差と迫ったのが、韓国の黄重坤とこの日68をマークしたブレンダン・ジョーンズ、通称BJだ。生涯獲得賞金は外国人選手最高位の13位。日本ツアー通算13勝で、外国人選手の通算勝利数では20勝のグラハム・マーシュ、14勝のデビッド・イシイに次いで3位。今大会で優勝を飾ればイシイに並ぶことになる。そのBJと石川が明日、6年ぶり2度目の最終日最終組で相まみえる。

 6年前の対決では、最終ホールまでデッドヒートを繰り広げた二人。同スコアで並んだ最終18番で石川がバーディを奪いBJを振り切ったが、このとき勝った石川が大粒の涙を流したことを記憶しているファンも多いはずだ。そのときの石川のコメントを振り返ってみよう。

「BJがいなかったら、最後まで頑張れたかどうか分からない。今日のプレーがあるのは彼のおかげです。BJは本当に素晴らしい選手です。そんな選手と最後まで競り合えたことを僕は誇りに思います」

 遼くんフィーバー最高潮だった。石川を応援するあまり、BJのミスに対してファンが拍手をする場面もあった。これに心を痛めた石川は18番ホールアウト後、涙を流しながらBJと熱い抱擁を交わした。

 あれから長い年月がたった。石川は日本ツアー賞金王を経て3年前から米ツアーに挑戦。BJも順調に勝利を重ねていったが、13年は左手首を痛めてツアー後半から欠場、手術に踏み切った。14年の開幕戦にこそ復帰したが、痛みが再発。再び手術を受け7月から復帰したが、思うような成績を残せていない。

「まだまだ自分ではやれると思っているし、優勝もできると思う。ただ、うまくいかない時期は、自分の中にイライラをため込んでしまっていた。今季もそう。先週まで3週連続で予選落ちもしていた。でも、周囲に今の自分の苦しみや悩みを打ち明けるようになってからリラックスできるようになった。予選を通過できたことがうれしいし、ワールドクラスになったイシカワと明日プレーできるのを楽しみにしている」

 ようやく復活の兆しが見え始めたBJ。そして、石川への遺恨はないが、純粋に対決に敗れた悔しさは覚えている。最終日最終組での戦いを前に、話をしていても興奮を隠しきれない様子が伝わってくる。

「実は、母ががんで治療中なんだ。近親者にそういうことがあるとメンタル的にこたえるよね。もう40歳だし体も昔のようには動かない。でも、やっとゴルフが楽しくなってきた。今週はバックナインだけで9アンダー。明日もバックナインまで勝負を持ち込めば分からないよ!」

 もともと陽気なBJ。明るさが戻ってきたオージーが石川との再戦を制して、2年半ぶりの優勝を飾る!

文・高桑均

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