ダンロップフェニックストーナメント
恵みの雨!? 池田勇太が逆転賞金王へ好発進
逆転賞金王を目指す池田勇太が3位タイ発進! ダンロップフェニックス(2015)(1日目) 写真・村上航
ダンロップフェニックストーナメント(11月19日~22日、宮崎県・フェニックスCC、7027ヤード、パー71)
ダンロップフェニックス第1ラウンドが行われ、賞金ランキング2位につける池田勇太が4バーディ、1ボギー68、3アンダーで首位と3打差の3位タイと好スタートを切った。
賞金ランキング1位の金 庚泰が優勝すれば賞金王が決まる今大会。賞金王レースを終わらせないためにも、約6876万円差の2位の池田は優勝が欲しいところ。秋口に入り毎試合優勝争いしながら、優勝に届かない試合が続いた。勝てないもどかしさもあったが、自己最高の5試合連続トップ10入りと好調は続いていた。
しかし、日本オープンで1打及ばず優勝を逃したところから、調子を落としていた。それもそのはず、この試合で10連戦目と、優勝争いの重圧と加えて疲労はピークに達している。
「いい休養になりましたよ」
今大会のプロアマは雷雨の影響で中止となった。プロアマが中止になったことは大会のことを考えれば残念だが、自分の体にとってみれば恵みの雨となった。
「ショットもパットも復調気味です。ゴルフの内容としては悪くはなかったです。バーディチャンスにはいっぱいつきましたが散々外しました。もっと伸ばせたと思います」
秋口の調子のよさが戻りつつある。今大会は2010年に制しており、コースとの相性もいい。
「(金の賞金王について)それをさせないように自分が頑張るだけです。優勝してから5年という節目に、自分としてはもう一度ここで優勝したいですね」
今大会を含めて残り3試合。ゴルフの調子も戻りつつあり、逆転賞金王は諦めていない。
文・小高拓