HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP

国内男子

谷原秀人、闘病中の父のためにも逆転キングを狙う

闘病中の父親のためにも逆転で賞金王を目指す谷原秀人 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP(2015)(最終日) 写真・鈴木祥
闘病中の父親のためにも逆転で賞金王を目指す谷原秀人 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP(2015)(最終日) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 谷原 秀人 -1 -11
2 藤本 佳則 -1 -9
3 松村 道央 E -7
4T 崔 虎星 +2 -6
4T 市原 弘大 +2 -6
6T 永野 竜太郎 -3 -5
6T 池田 勇太 -3 -5
6T 宋 永漢 -1 -5
6T 藤田 寛之 -1 -5
6T 片山 晋呉 E -5
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP(11月5日~8日、千葉県・総武CC総武C、7123ヤード、パー70)

 朝から雨が降りしきる厳しいコンディションで行われた最終ラウンド。2位に2打差の首位で出た谷原秀人が、4バーディ、3ボギーの69、1アンダーで回り、通算11アンダーで2位に2打差で逃げ切った。今季初優勝は2年ぶりの通算11勝目となった。

「アイアンは1番手飛ばないし、ティショットも昨日までと全然違う」というほどの難コンディション。全体的にボギーが連発するなか、谷原は前半パーオンを逃したホールはしっかりパーセーブをして、6メートルのバーディパットも2回沈めるなど2位に5打差でハーフターン。後半に入り3つのボギーをたたいたが、後続で追いつけるものはいなかった。

 今大会前にドライバーのヘッドと重いシャフトを替えたことでショットが安定して奏功した。「よりやさしく」をモットーに道具を追求する意識は強く、本間ゴルフのスタッフと日々研究している。

 昨年から「高さと飛距離が出やすい」ことからアイアンのシャフトをカーボン製に変更。今年に入って、「アイアンショットを打ち込みたい、スピン量を増やしたい」とマッスルバックの使用を懇願したが、同時にやさしさを求めるためにキャビティと同じぐらいのヘッドの大きいマッスルバック<TW727M ビッグマッスルプロト>(来年発売予定)を作った。プロといえども道具の恩恵を受けていることも強さのヒミツである。

 この優勝で賞金ランキング3位に浮上。ただ、首位の金庚泰とは約8500万円の差がある。

「2回勝たないと追いつかないですね。でも、片山(晋呉)さんのように残りで3勝ぐらいするくらいの気持ちでやりたい」

 2000年に片山晋呉が終盤の4戦で3勝を挙げて逆転賞金王になった例を挙げたが、自身初の賞金王戴冠だけではなく、父への親孝行の意味もある。

 今年の5月ごろ、父・直人さんの胃がんが発覚。しかも、ステージ4と診断された。直人さんのさまざまな治療に谷原自身も奔走している。また、谷原の所属先の大会、ISPSハンダグローバルカップのプロアマに出場してもらう計らいもした。

「(直人さんのがんは)厳しい状態で発覚しました。親父も家族も厳しいのでやれることはやって、長く生き延びてもらったほうがうれしいですからね。夏場に比べると体調もだいぶ回復してきているみたいで安心していますけどね」

 父のために優勝する姿を見せるのが良薬となりそうだ。

文・小高拓

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