アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ
2位発進の貞方章男「ゲームをやっているみたい」
日本選手最上位、首位に2打差の2位タイにつけた貞方章男 ダイヤモンドカップゴルフ(2015)(1日目) 写真・村上航
アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ(9月24日~27日、茨城県・大利根CC西C、7101ヤード、パー70)
アジアパシフィック ダイヤモンドカップの第1ラウンドを終えて、日本勢でトップに立ったのは6バーディ、2ボギーの66、4アンダーをマークした貞方章男だ。
午後スタートの貞方は、途中から降り出した雨の影響でグリーンが重くなり、またスパイクマークが目立つ中でのプレーとなった。前半4つスコアを伸ばしてハーフターンしたが11番、12番で連続3パットのボギー。「嫌な流れになりそうだった」という中でも、16番(パー4)は2打目を30センチ、17番(パー4)は2打目を3メートルにつけて、連続バーディで取り戻した。
「今日は、ショットがよかったです。ほとんど思いどおりにボールを打てました。こんな感覚はめったにありません。ゴルフゲームをしているみたい。それが結果につながりましたね」
ティショット、セカンドともに打つ前に「軽いドローで打つ」、「フェードで」と口ずさむと、ほとんど言ったとおりのボールが打てた。特別何かをやったわけではないが、ゲームのようにプレーできた。ラウンド後のアプローチ練習では、何度もチップインし、「このまま明日の分もプレーしたいです(笑)」と、最後までさえている1日だった。
昨年は初日から3日目まで一ケタ順位を守っていたが、最終日に74と崩れて28位タイに終わった。2008年に初シードを獲得したが、初優勝からは見放されている。「今日の感触を忘れずにやっていきたいですね」と昨年の忘れ物を取りに残り3日間戦う。
文・小高拓