関西オープンゴルフ選手権競技

国内男子

片岡大育、流した涙は過去のモノ「海外ツアーに行きたい」

初優勝の次は、海外メジャー出場を目指すという片岡大育 関西オープンゴルフ選手権競技(2015)(最終日) 写真・鈴木祥
初優勝の次は、海外メジャー出場を目指すという片岡大育 関西オープンゴルフ選手権競技(2015)(最終日) 写真・鈴木祥

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 片岡 大育 -4 -17
2 ブラッド・ケネディ -4 -14
3T 塚田 陽亮 -8 -13
3T W・リー -1 -13
5T 貞方 章男 -7 -12
5T 近藤 智弘 -5 -12
5T ジュビック・パグンサン -5 -12
5T 藤田 寛之 -3 -12
9T 藤本 佳則 -1 -11
9T 武藤 俊憲 -1 -11
関西オープンゴルフ選手権競技(5月21日~24日、滋賀県・名神八日市CC、6900ヤード、パー71)

 開幕戦から3試合で外国人が優勝していた日本男子ツアー。これにストップをかけたのは、首位と1打差からスタートした片岡大育だった。

 初優勝がかかっているとは思えない落ち着き払ったプレーで前半から快調に飛ばした。2番で最初のバーディを奪うと、4番からは圧巻の4連続バーディ。面白いようにパットを決める快進撃。5番で単独首位の座を射止めると、9番こそボギーとしたが、後半はオールパーにまとめて、後続を寄せ付けなかった。

「むちゃくちゃうれしいです。うれしい以外ありません。実は18番のグリーンわきのスコアボードを見るまで、周りがどうなっているのか知らなかったんです。途中のギャラリーの反応を見てトップに立っているのかなとは思いましたが、1打差くらいかなと。最後見て3打差あったのでホッとしました」

 今季開幕戦で経験した最終日最終組の戦い方。3年間保持したアジアンツアーのシード落ち。充実したオフのトレーニング。ドローボールへの転換。さまざまな要因が複合的に重なり、手にした初優勝。その目にうれし涙はなく、さわやかな笑顔で語った。

「プロになってからしばらくは予選落ちが続いて、通用しないんじゃないかと思って悔しくて泣いていました。今後プロとしてやっていけるのかなと思うくらい落とされました。絶望感でしたね。そこからコーチと一つ一つ積み重ねてきて、ようやく3年目くらいから結果が出てきました。アジアンツアーという選択肢もあると、ふと思って。アジアに行った経験が大きかったですね」

 苦労したとは思わないし、こんなに早く勝てるとも思っていなかったという片岡。地道に自分のゴルフを積み上げてきた。

 そんな片岡は昨日、開幕からの外国人選手連勝、20代選手のここ最近の未勝利の記事を見て奮起したと明かした。

「記事を見て、外国人の4連勝は絶対自分が止めてやろうと思いました。20代の代表として勝ちたいとも思っていました。自分より下の代に小平(智)、藤本(佳則)、薗田(峻輔)がいて、みんな2勝しているんです。自分の代にも重永(亜斗夢)、永野(竜太郎)とかいますが、その中で自分がまず優勝できてうれしいですね」

 日本人若手選手の頑張りなくして男子ツアーは盛り上がらない。そんな思いも片岡にあったのだろう。

 これで2年シードを決めた。次なる目標は当然、2勝目、3勝目となるが、その先には大きな野望を秘める。

「1勝できたことで自分でも勝てるということが分かりました。これからも優勝目指します。2年のシード権をもらえるので、米PGAツアー、欧州ツアーへの挑戦もしたいと思っています。今年のオフにはコーチと『全英オープンに出よう』と話していました。明日もありますし、来週も頑張りたいですね」

 実は明日、全米オープンの日本予選会が開催される。朝の7時スタートで36ホールを回ることもすでに決まっている。これを通過すれば初の海外メジャー出場も実現する。さらにはミズノオープンの結果次第では、全英オープンへの出場権も得ることができる。

 ひと皮むけた高知県出身の26歳、片岡大育。初優勝を機に、世界へと羽ばたく準備ができた。

文・高桑均

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