中日クラウンズ
未勝利の山下和宏、2試合連続2位で手応え
開幕戦に続き2位に入り、初優勝への手応えをつかんだ山下和宏 中日クラウンズ(2015)(最終日) 写真・村上航
中日クラウンズ(4月30日~5月3日、愛知県・名古屋GC和合C、6545ヤード、パー70)
41歳の山下和宏が、じわじわと初優勝に向けて進んでいる。中日クラウンズ最終日、最数組の一つ前の組で首位と2打差の3位タイから逆転優勝を狙った。途中1打差まで詰めよったが、決め手に欠き、3バーディ、2ボギーの69と一つ伸ばすに留まり。4打差の2位タイで終えた。
「昨日、一昨日よりショットがよくて、『よし、行こう』という気でいたのですが、最後の締めのアプローチ、パターが思うようにいかなかったですね。前半もチャンスあったし、パットを入れたいから、ちょっとパンチが入っちゃったり……。優勝争いする手応えを感じられる大会になりました」
たびたびチャンスにつけたが、僅かにカップをかすめるなど決めきれずに追撃はならなかった。開幕戦の東建ホームメイトカップに続いて、2試合連続2位。悔しさの残る4日間だったが、一定の手応えは感じた。イップスというアプローチにも免疫がついており、優勝争いの戦い方も身についてきた。
「来週はゆっくり、プラプラしますよ。また日本プロから頑張ります」
再びオープンウイークとなるが、連戦の始まる日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯以降に優勝の照準を合わせた。
文・小高拓