トップ杯東海クラシック

国内男子

渡辺司の男子ツアーの名勝負を見逃すな。~第三回 トップ杯東海クラシック 三好カントリー倶楽部

渡辺司が国内男子ツアーの見どころを解説する連載の第3回目。今週は45年の歴史を誇る「トップ杯東海クラシック」。舞台となる三好カントリー倶楽部西コースはツアー屈指の難コースなだけに、選手たちの度胸が試される大会でもある。

スマホアプリ
GOLFGEAR(ゴルフギア)」を使いながらプロのコースマネジメントをチェックしよう。
渡辺司
わたなべ・つかさ/ 1957年2月16日生まれ、東京都出身。81年プロ入会。国内ツアー2勝。シニアツアーは2013年『日本プロシニア』を含む5勝をマーク


 10月に入り、今シーズンの賞金ランキングやツアーシード権争いなどの話題がそろそろ上がってきます。そうなると選手たちは一戦一戦を大事に、優勝または少しでも上位入賞を狙いたいと考えますが、この「トップ杯東海クラシック」の舞台となる三好カントリー倶楽部は、そう簡単にスコアメイクできない難しいコースです。

 ティショットの飛距離、ラフや風の影響を踏まえた想像力、アイアンショットの精度、アプローチやパットの正確性など、すべての能力を平均点以上持っていないと勝利するのは難しいといえます。

 今年で45回目を迎える本大会の歴代優勝者を見ると、やはり実力者ぞろいです。昨年大会で片山晋呉が優勝した際もプレーオフまでもつれ、かなり厳しい戦いを強いられました。我慢した末にようやく勝利をものにできる、そんな印象が特に強い大会です。
問題なのはバンカーのライ

16番/190ヤード/パー3

 テレビ中継で選手たちが苦心している姿を見ることが多い、かなり有名なショートホールではないでしょうか。いまの選手たちのテクニックを踏まると、ショートで190ヤードという距離を乗せるのは難しいことではありません。しかし、なぜスコアを伸ばせないのか、ボギーにする選手が多いのか。その答えはホールレイアウトにあります。

 トーナメントで使用するのは右グリーンです。グリーンのそのすぐ左には林がありますが、実際には崖のようにかなり左サイドが落ちています。

 もし、ティショットを左に曲げてしまうと、ボールはこの崖を転がり、グリーン面のはるか下まで落ちてしまいます。そうなるとボールを上げてアプローチしなければいけなくなりますが、目の前には木々があるので、そう簡単にボールを上げることができません。低いボールで林から出すだけのショットになるので、距離感が合わず、ボギーにするケールも見られます。

 やはり左側はかなりリスクが高いため、ほとんどの選手が右側を狙っていきます。グリーンの右側にはバンカーがありますが、このバンカーを苦手としている選手はあまりいないでしょう。ですが、問題なのはバンカーのライです。ボールがグリーンをとらえられず、バンカー内で転がると、バンカー右側の受けている部分、つまり崖の下に止まる可能性が高くなります。そうなると、バンカーショットがかなり難しくなります。グリーンの幅が狭く、もちろんその先は崖になっていることを考えると、選手たちはピンをデッドに狙わず、安全策でグリーンに乗せるだけのショットを心がけます。砂をやや多めに取るため、ピンの手前に止まることが多く、やはりボギーが多くなります。

 グリーンの幅が狭いだけでなく、右には寄せにくいバンカー、左には高低差のある林があるため、選手たちはピンを狙うことはありません。
昨年のトーナメントでの平均スコアが3.333ということを考えると、1組に1選手はボギーをたたいてしまう難しいホールといえます。
 
最終日のピンの位置は、右のバンカー越えとなる右奥に設けられている

17番/425ヤード/パー4

 三好カントリー倶楽部の上がり3ホールは、プレー中の選手の心理をついた見事なレイアウトであるといえます。

 16番パー3では守りのゴルフを強いられ、18番パー4もそう簡単にパーで上がれないことから、この17番のティグランドに立った選手たちは、是が非でもバーディを獲りたいと思っているはずです。

 しかし、このホールのトーナメント平均スコアを見ると4.116です。バーディを狙う選手がなかなかバーディを取れず、それでいてミスをすると、ボギーを招いてしまうという難しいホールであるといえます。

 ここでのティショットは左サイド厳禁。OBやバンカーなどのトラブルが待ち構えています。そのため、選手たちはフェアウェイの右サイドを狙っていきますが、右のラフにつかまってしまうと、セカンドショットがノーチャンスになります。

 というのも、最終日のピンの位置は、右のバンカー越えとなる右奥に設けられており、セカンドショットは正確な距離感が求められます。運良くフェアウェイをキープすればセカンドは8番アイアン以下でピンを狙えますが、ラフからのショットではフライヤー気味となり距離感を合わせるのが難しく、それでいてスピンも少ないのでグリーンでボールが止まりません。

 ティショットでフェアウェイをしっかりキープした選手だけにチャンスが与えられます
 
平均点以上の実力を持つ選手しか勝利できない

●18番ホール/470ヤード/パー4

今大会のキーホールはココ!
下りのパットを残すとパーも簡単に取れない
  最終日の18番は、セカンドショットで池がからみ、ピンはグリーン右手前の最も低い場所に設けられ、難易度がいきなりアップします。ですから、ティショットでしっかり飛ばしたうえで、6番より短いアイアンを持たないと、プロでもグリーンでボールを止めることができません。

 もちろんセカンドでピンを狙わない選択肢もありますが、その場合、グリーン左側から右手前にかけて下りの速いパットが残るため、ボギーにする可能性が高くなります。

 ここではセカンドショットで果敢に池越えのピンを狙うか、距離感が難しいロングパットを正確に打つか、いずれにしても挑戦しなければパーも取れない難しいホールです。

 

プロのコースマネジメントが面白いように分かる
GPSナビ機能一体型の無料スコア管理アプリが新登場!
今なら全部無料!
パーオン率やサンドセーブなどツアープロのデータに匹敵するスタッツ&スコア管理機能はもちろん、GPSに対応したナビ機能も搭載したゴルフアプリ『GOLF GEAR(ゴルフ ギア)』が新登場。自分の番手ごとの飛距離を設定すれば、ラウンド前にコース攻略のシミュレーションができるし、テレビのツアー中継を見ながらプロのコースマネジメントもチェックできるすぐれものだ。今ならすべての機能が完全無料だから、さっそくダウンロードして体験してみよう。
ダウンロードはこちら
次回は10/8(水)公開予定、
TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central【TOSHIN Golf Club Central Course(トーシンゴルフクラブセントラルコース 旧富加CC)】を紹介します

このトーナメントの事前情報

このトーナメントのニュース

関連ニュース

関連フォトギャラリー

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング