関西オープンゴルフ選手権競技

国内男子

心変わりした小田孔明がイーグル締めで初の逆転V

初の逆転優勝を決め賞金王をしっかり見据える小田孔明 関西オープンゴルフ選手権競技(2014)(最終日) 写真・佐々木啓
初の逆転優勝を決め賞金王をしっかり見据える小田孔明 関西オープンゴルフ選手権競技(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 小田 孔明 -5 -15
2 藤本 佳則 +1 -13
3T ブラッド・ケネディ -4 -12
3T 河井 博大 -3 -12
3T 張 棟圭 -3 -12
6 平塚 哲二 +1 -11
7T 今野 康晴 -4 -10
7T 岩田 寛 -3 -10
7T 高山 忠洋 -2 -10
7T S・K・ホ -2 -10
関西オープンゴルフ選手権競技(5月22~25日、兵庫県・六甲CC、7037ヤード、パー72)

 首位から4打差3位タイからスタートした小田孔明は、1イーグル、5バーディ、2ボギーの67で回り、逆転で今季初優勝、通算7勝目を挙げた。過去6勝すべて首位から逃げ切りでの優勝で“逃げ切りの小田孔明”が、初めて逆転に成功した。

 圧巻の2打目だった。

 藤本佳則と通算13アンダーで並んで迎えた18番(パー5)。ティショットはお互いにフェアウエーをとらえると、小田の2打目は「5番ウッドでちょうどの距離」という、247ヤード残った。グリーン手前には池があり、少しのミスも許されない状況だが、5番ウッドを振り切った弾道は、理想どおりのフェードでピン筋に飛ぶ。グリーンにキャリーして手前1.5メートルにつけ、ギャラリーを沸かせた。藤本がパーパットでホールアウトをしたのを見て、ウィニングパットとなるイーグルパットを沈めて逆転優勝を決めた。

 これまで何度も逆転優勝のチャンスはあったが、ことごどく失敗してきた。今回はこれまでと違う心境でプレーしていた。

「本当にうれしいです。今日は優勝のことは意識していなくて、自分が60台で回ろうとだけ思っていて、意気込んでいなかったのが良かったのかもしれません。今日優勝を意識したのは、18番の2打目がついてギャラリーが沸いたときぐらいです。今までだったら、優勝を意識すると空回りしてボギーとかダブルボギーが出ていましたから。今年は、優勝できなさそうな位置でも簡単に捨てずに少しでもいいスコアで上がろうと思っています」

 序盤5打差つけられたが、優勝を諦めていたわけではない。賞金王を狙う今年、“捨てないゴルフ”に考え方が変わり、それを貫いたことで最後の最後までチャンスをつなぎ、最終ホールのイーグルに結びつけた。

 心変わりは、賞金王を狙うためである。この優勝で賞金ランキングは3位に浮上。

「賞金王を取る選手は年間で13~14試合はトップ10に入っています。その中には優勝もあるだろうし、そこが目標になります。これまで春先と秋にしか稼いでいなかったですが、夏に近づいてもいいゴルフができればいいかなと。だらだらと賞金王を狙うというのではなく、あと2年と区切って、賞金王を狙います。それに、昨年逃げ切りに失敗(2位)した日本オープンでのリベンジは最大の目標です」

 毎年毎年“賞金王”と、なんとなく目標を設定するだけでなく、あと2年としっかりと目標を定めてシーズンを迎えた。狙いどおり4戦連続トップ10入りを果たしている。夏場を乗り切るためにオフにはランニングを行なうなど下半身を強化した。ボギーをたたいてもイライラせずに「シラーっと回る」とメンタルコントロールもしている。賞金王になれば、セントアンドリュースで開催される来年の全英オープンの出場資格を得られ、憧れのマスターズも見えてくる。

「日本の頂点に立ってから海外に行きたいですね」

 脂の乗り切った36歳の小田が、目標に向かって邁進する。

文・小高拓

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