TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central
河野祐輝 パットのラインを「浅く」が奏功
ショートパットを外し天を仰ぐ河野祐輝 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central(2013)(3日目)
TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central(10月10~13日、岐阜県・TOSHIN GC Central C、7004ヤード、パー72)
上位陣が伸び悩む中、この日ベストスコアの65、通算13アンダーで6位タイに浮上した河野祐輝。
「ここ最近は決勝ラウンドでいいプレーができていなかったですけど、今日はリズムよくできました」
と、会心のラウンドに笑みがこぼれた。アウトで4つスコアを伸ばして勢いに乗るかと思われたが、インに入ると11番(パー3)で2メートルのバーディパットを、そして12番(パー4)で1.5メートルのパーパットを外してから、ラインの読みを少し変えたという。
「それまでは、大きめのラインで読んでいましたが、ここから浅めにシフトしました。そうしたら、出だしの球の回転が強くなって、イメージどおりのパッティングができるようになりました」
続く13番では2メートルのバーディパットを沈め、流れに乗った河野は、その後15、17、18番と上がり4ホールで3つスコアを伸ばし、トップも見える位置につけた。7月の長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップでは最終日に66と追い上げて2位タイに入っており、バーディ合戦は得意としている。
「これまでの“イケイケ”ではなく、自分のペースでプレーします。そしてどんな結果だろうと受け入れます」
このショートパットのタッチを維持すれば、河野は明日の優勝争いに絡んでくるかもしれない。
文・石原健司