TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central
新ゆるキャラ“ビリケン”誕生!?
“自然体”が好成績につながっているという藤本佳則 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central(2013)(3日目) 写真・鈴木健夫
TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central(10月10~13日、岐阜県・TOSHIN GC Central C、7004ヤード、パー72)
3日目こそ2アンダーと勢いはなくなったが、着実にスコアを縮めて2日目に続いてトップをキープした藤本佳則。
「今日は風が(予選の2日間と)違う方向から来ていたので、3日間の中で一番難しかった」
とラウンドを振り返った藤本。その表情は、いつもと同じように穏やかだった。今大会は、特に“自然体”にこだわっているという。唯一のピンチともいえる16番(パー3)、ティショットがカート道路で跳ね、バックスイングが植え込みにかかる状況でも、ピッチングウェッジのシャフト部分を持って打つなど冷静に対処。ナイスボギーでしのぐことができた。
「普段は入れたいパットや、(バーディを)取りたいホールを考えていて、取れなかったときのストレスが大きかった。だからそういうホールを作らずに今回は行こうと思っていて、それができている。何か違った感じがします」
これまでは勝負所でのミスを引きずってスコアを落とすこともあったが、今大会はちょっとやそっとでは崩れない。
「2打差は有利だと思います。明日になってみないと分かりませんが、小田(孔明)さんとはトレーナーも一緒だし、ゴルフのリズムも一緒で回りやすい。最後はいいゴルフをしたい、それだけですよ」
その風貌から“ビリケン”のニックネームがついている藤本が、“ゆるキャラ”のような姿勢で最終日に臨む!
文・石原健司